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ファッション誌も参考に…激しさ増す「次世代スイーツ」争い
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「バター茶屋町」で食べられる「紅ほっぺ苺とピスタチオカスタードのミルフィーユパンケーキ」 昨年大人気となった「パンケーキ」ブーム。関東や関西を中心に専門店が開店し、いまなお行列が作られるなどブームの勢いが続くなか、東西のスイーツ激戦区では、ポスト・パンケーキ候補をめぐる「次世代スイーツ」争いに注目が集まっている。
最近のスイーツ事情は、大人気の「パンケーキ」を筆頭に、クロワッサンとドーナツが融合した「クロナッツ」などの粉ものに加え、「フレンチトースト」も人気が高く、スタイルとしては「ハワイの朝食」をイメージしたメニューが話題となっている。
こうしたトレンドのベースには「アメリカンスイーツ」の影響が色濃く出ている。大きくて甘いだけと思われがちな「アメリカンスイーツ」が次々と日本に上陸している理由の一つに、単品での美味しさだけでなく、お店での卵料理などを合わせたメニューの提供がある。「おやつ」を食べている感覚に加えて「食事をしている気分」を味わえることが、パンケーキやフレンチトーストの人気を支えている。
東京では、スイーツ激戦区の表参道に人気店が集中。パンケーキの人気店「クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー」や“世界一の朝食”を提供するレストラン「ビルズ」、ニューヨークでのカップケーキブームの火付け役「マグリノアベーカリー」もこの春、表参道でオープン予定だ。
なかでもパンケーキブームをけん引するハワイアンレストラン「カフェ カイラ」は、連日行列が絶えない人気店だ。女性を中心に絶大な支持を得ており、同店の担当者は「人気のパンケーキにも添加物などは一切せずに、フレッシュなフルーツもたくさん摂取できるようなメニューで、ハワイ本店と同じレシピで食べられるコンセプトが受け入れられているのでは」と話す。
一方、大阪ではこれらのトレンドに乗って2月末にオープンした最新店を入れて隣接して3店舗がある茶屋町(大阪市北区)が“スイーツエリア”として人気を博している。
2月25日にオープンしたハワイ・西海岸のカルチャーやライフスタイル、朝食がテーマで、最新のスイーツが食べられる「カフェ ホリデー茶屋町」では、米国のアンティーク家具や熱帯魚が泳ぐ水槽がディスプレイされており、リゾート感あふれる店内は「非日常」を感じられるような空間になっている。
同店を運営するLIFEstyle広報の後閑昇(ごかん・のぼる)氏は「ちょっと忙しい日々を忘れて、心に余裕を持って朝食を楽しめるような空間を目指した」と説明。隣接するパンケーキ専門店「バター茶屋町」、50種類のアボガド料理やスイーツ、100種類のモヒートが楽しめる「カフェ グリーンバター茶屋町」も手がけており、「どの店舗も女性が中心のお店なので、内装も雰囲気もスイーツのデコレーションもこだわって非常に気をつかっている」と話す。
全店のスイーツ部門を統括するグランシェフの岡崎馨氏は「日本には四季があり、季節ごとに色があるのでそれをスイーツに反映できるように意識している。使うフルーツも一番美味しい旬の時期を大切にしている」とこだわりを話す。新しいスイーツの開発に余念がないという岡崎氏は、「料理雑誌で研究するより、女性向けのファッションを雑誌や主婦向けの雑誌を見て流行を感じることが重要。流行をどんどん取り入れて、自分なりに新しい形にして出すと喜んでもらえる」と力を込める。
スチームパンケーキを食べにきたという大阪市福島区吉野の女子大生(21)は「生地が柔らかくて美味しい。見た感じめっちゃ甘いかなと思ったけどさらっと食べられた。満足度はかなり高い」と喜んでいた。
パンケーキやクロナッツも人気だが、「次にくるのはポップコーン」と岡崎さんは話す。「キャラメルであったりチョコが絡んでいたり、和の食材など色々な味のフレーバーを混ぜたりして食べられる。まったく新しいものより既存のものが新しい形でスイーツになった方が受け入れやすい」といい、「カフェ ホリデー茶屋町」ではすでにオリジナルキャラメルソースで濃厚でリッチな味わいの「ハワイアンポップコーン」が大人気で、近々テイクアウトのできるグルメポップコーン専門店も併設するという。
パンケーキブームがまだまだ続くのか、新しいスイーツが流行するのか、2014年の「次世代スイーツ」争いが注目される。