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【ベトナム点景】旅の恥はかきすて…エステ初体験、最後は「気持ちいい~」
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ピルグリミッジ・ビレッジにあるヴィラタイプのマッサージルーム=ベトナム中部のフエ(長浜明宏撮影) You feel good? 彼女の呼び掛けにgood、excellentなどと片言の英語で返していたが、滑るような手と指の動きに合わせて深い吐息へと変わり、最後は「気持ちいい~」と日本語しか出てこなかった。
フエの街中で夕食を済ませた後、滞在ホテルのピルグリミッジ・ビレッジに戻りエステを受けることにした。仕事柄、肩凝りや腰痛に悩まされているほか睡眠不足に起因する過剰極まりないストレスを抱えている。
エステに行けばスッキリする、との評判は聞いていたが、女性に交じって出入りするのが気恥ずかしくてこれまで体験したことがなかった。ここはベトナム。旅の恥はかきすてだ。
ヴィラタイプのマッサージルームに向かう前に受付で芳醇な香りを放つアッサムティーをいただきながら使用するアロマオイルを選ぶ。快眠が得られるというイランイランを選択した。
個室に入ると宮崎あおいに似た美しい女性からパンツ1枚になるよう促される。貧相な体を晒すことに抵抗はあるが、暗がりなので「恥ずかしがる必要はない」と言い聞かせてシャツとズボンを脱ぎ、ベッドにうつ伏せになる。
宇宙を想起させる音楽を聴こえてきた。腰から肩にかけてオイルを塗り延ばしながら指や手の甲による圧力が加わる。絶妙な加減だ。腕、足へと移る。指の先から足の付け根まで丁寧にほぐしてくれる。足の裏や手のひらはとくに念入りだ。
ガラスが軽く触れ合う音が聞こえてくる。全身がまったりとして顔を上げることすらできない。キュポン、キュポン。背中から腰にかけて茶碗大の吸盤が当てられ剥がされる。腹以外は痩せぎすなので吸い付く脂肪がなかったせいだろう。あまり効果は感じられなかった。
仰向けになり“痩せのデブ腹”を晒すが、「恥ずかしい」という気持ちは消えていた。次は何をされるのだろうか。高揚感に変わってた。
心地よさに半睡眠の状態になっていたが、後頭部付近を両親指で押された瞬間、電流が走ったかのように覚醒する。Are you OK? 平気です。
約1時間のマッサージを受けた後、体は軽く頭はすっきりとしている。知識がなく「とにかくスゴい」と怪しい勧め方しかできないのが残念だ。
そこでベトナム航空の岩田直子さんに解説をお願いした。
「エステやマッサージはベトナムではとてもポピュラーで、お店も街中にたくさんありますが、料金や技術は場所によってかなり差があります。街中は比較的リーズナブルなところが多いですが、技術的にはやはりホテルのスパを利用するのがお勧め。1時間程度の気軽なものから、3時間、5時間コースなど半日がかりのものまで幅広く揃っていて、長時間コースは食事が含まれていることも。何も考えずに1日スパ三昧をしてみたい方にお勧めです」
ほぉ。それでお値段は?
「街中のお店よりは料金が上がりますが、それでも日本に比べたらかなり安く、お得感があります。私もベトナムへ行くと、滞在中一度は必ずスパを利用します」
岩田さん、ありがとうございました。(産経デジタル 長浜明宏)
取材協力:ベトナム航空