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陸自隊員の“静かなる誇り” 「プロ中のプロ」命がけの不発弾処理

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陸自隊員の“静かなる誇り” 「プロ中のプロ」命がけの不発弾処理

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 作業現場とつながった臨時電話の声がマイクを通して響く。

 「開始せよ」。いよいよ処理作業が始まった。

 「8分の1回転まわせ」

 映像はない。声だけが現場の様子を伝えてくる。

 「信管の状態確認」

 「異常なし」

 「固定ボルト締め付け」

 信管を回すため、工具を取り付けているようだ。落ち着いた声が続く。

 現場の隊員は4人。このうち穴の底に3人がいる。1人が作業し、もう1人がその手順が間違っていないかを真横で確認する係。もう1人は外との連絡係。4人目は穴の外で、侵入者が来ないように見張っているという。

 万が一を考え、余計な人数はかけない。最小限の人数で任務を遂行するのだ。声は続く。いよいよ信管を回す作業が始まった。

 「1回転目。8分の1ず回転する」

 「8分の1回転まわせ」

 「8分の1回転よし」

 「8分の1回転まわせ」

 「8分の2回転よし」

このニュースのフォト

  • 信管を取り除き安全化された不発弾をつり上げる=5月9日、大阪市浪速区(陸上自衛隊提供)
  • 取り除かれた信管(左)と弾底の信管(陸上自衛隊提供)
  • 3月16日に大阪市浪速区の工事現場で発見された不発弾(陸上自衛隊提供)
  • 陸上自衛隊桂駐屯地で展示されている2000ポンド爆弾の模型(陸上自衛隊提供)
  • 5月9日の不発弾処理で立ち入りが禁止された区域

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