“銀行員は高給取り”は都市伝説だった? 「生活が楽と思ったことない」
更新同じ27年3月期の上場企業2305社の平均年間給与が616万5000円だった。これと比べれば、国内銀行の平均年間給与はほぼ同じ。業種だけでみれば突出している印象はない。
「銀行は、一般職を除いた大卒の総合職採用の行員はもっともらっている」との指摘もあるが、これは製造業にも当てはまる。高卒の生産現場で働く技術職からのたたき上げの社員も含めた平均年収を公表しているからだ。
ただ、30歳前後から1000万円を超えるような、年収を得られる銀行も一部であり、こうした好待遇は他業界には多くない。入社から毎年100万円ずつ年収が上がる計算だ。
