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ヨックモックの「シガール」 なぜUAEの富裕層に“バカ売れ”したのか

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ヨックモックの「シガール」 なぜUAEの富裕層に“バカ売れ”したのか

配信元:PRESIDENT Online 更新

 同社はギフト需要を中心に、デパートチャネルを活用したビジネスを展開して成長してきた。羽田空港と東京駅には直営店を持ち、お土産用商品や限定品などを販売するほか、OEM事業として他社ブランドによる商品開発とその生産も行っている。

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 キャラメリエ(キャラメル職人)の称号を受け、ショコラティエとしてフランスで3本の指に入るアンリ・ルルー氏が持つ企業を買収し、「アンリ・ルルー」をブランドとする事業も2007年に立ち上げている。

 同社は海外にも早くから販路を拡大し、海外店舗の1号店として1986年にアメリカのビバリーヒルズにあるデパート「ニーマンマーカス」に出店し、以降30年間にタイ・台湾・香港・マカオ、そして近年ではUAEに進出している。日本と同様にアメリカでもニーマンマーカス、サックスフィフスアベニュー、バーグドルフグッドマンといった高級百貨店を中心に約50店舗を展開している。

 国内での「爆買い」がUAE進出のきっかけ

 同社が中東に進出することになるきっかけは、青山や銀座の店舗に訪れる中東からの旅行者が「爆買い」をすることにあった。店頭ショーケースに陳列してある商品全てを欲しいという顧客が何人も現れるなど、中東からの旅行者の中には大量に自社商品を購入する人たちが数多く存在することが、店頭からの報告で明らかになった。

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