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住みたい街ランキングに異変 リアルな生活実態を反映、浮上する穴場エリアは?

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住みたい街ランキングに異変 リアルな生活実態を反映、浮上する穴場エリアは?

配信元:ITmedia ビジネスオンライン 更新

 しかし、地方にはそうした細かい情報はどうしても伝わりにくいので、結局は不動産情報サイトなどが発表する「住みたい街ランキング」が街(駅)選びの指標になってしまっているのだ。

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リアルな志向が反映された「住みたい街ランキング」とは?

 そういった意味では、HOME’S総研が発表した「住みたい街ランキング2017年版」は、「ブランド志向」の順位付けに一石を投じる結果になっている。2017年版からは、ユーザーから問い合わせが多かった駅名を1年間(2016年1月1日~12月31日)集計する形式になった。その結果、浦和、柏、本厚木、橋本など、「リアルに物件が買えそうな郊外の街(駅)」が軒並み上位にランクインしたのだ。

 「買って住みたい街」の1位に輝いた船橋は、首都圏の西側エリアに住む人たちから見れば、何となく遠そうなイメージがある。だが実際は、東京駅から20キロ圏内、乗り換えなしで25分前後という好立地で、なおかつショッピング施設も充実している。さらに東西線、総武線、京葉線、京成線といった路線網が充実しているが、その割には物件の価格がそれほど高くなく、今回の順位につながったといえる。

 ちなみに、HOME’S総研が行った船橋市民の座談会では、「大都会でもなく田舎でもなく、ほどよい環境」「良く言えば気取っていない」「船橋に住んでいる人は船橋を出ない」といった魅力が語られている(参照リンク)。船橋には競馬場や競艇などのギャンブル施設が多く、それゆえに「治安が悪い」とイメージが根強かった。だが再開発が本格化したことでそういったイメージが薄れ、「一生住みたい街」に選ばれているのかもしれない。

このニュースのフォト

  • 「住みたい街(駅)ランキング」に、ちょっとした異変が起きている(写真はイメージです)
  • 買って住みたい街ランキング 2016年版と2017年版の表組
  • 住みたい街の基準、潮目は変わったのか?
  • 生活費が抑えられそうな街ランキングの表
  • 『駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿』(著・首都圏鉄道路線研究会、SBクリエイティブ)

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