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【垣花正のハッピー日記】野球の神様に愛されているアナウンサー
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【垣花正のハッピー日記】ニッポン放送ラジオパーソナリティー、垣花正(かきはな・ただし)さん(ニッポン放送提供) 2度あることは3度あるとよく言います。ニッポン放送のショウアップナイターで、今年の胴上げシーンを2度中継したのは、大ベテランの胡口(和雄、こぐち・かずお)アナウンサーでした。その2試合とは、ジャイアンツがセ・リーグを制した試合と、さらにクライマックスシリーズでカープを下して日本シリーズ進出を決めた試合。ニッポン放送のスポーツ部にだってアナウンサーは他にもたくさんいます。偶然ローテーションがドンピシャだったわけです。
胡口さんには昔から野球の神様に愛されているふしがあるんです。今年も「持ってた」胡口アナ、日本シリーズの中継担当は第6戦でした。そう、楽天が王手をかけてマー君が先発したあの試合です。こりゃ3度目の胴上げ中継も胡口アナで決まりか? そう思いながら実況に耳を傾けます。スイッチを入れるとバッターはロペス。「不振だったロペスが今日の第1打席ではヒットを打っています」。何球かロペスがファウルで粘っているシーンを聴きながら、信じてもらえないでしょうが「何か起きる!」と確信しました。マー君がホームランを打たれる直前にそれを予知できたのです。
優れた実況アナの声に耳をすましているとこういうことが意外とよくあるんです。実況のうまいアナウンサーは的確な情報を盛り込みます。それが予知につながり、球場の空気を音声だけで感じる。さらにその時は胡口アナが長年ジャイアンツ担当であることをふと思いだしました。そうか! 胡口アナが今日実況するのは胴上げシーンではなく、マー君が今年はじめて負けるシーンなんだ!と悟ったのです。後付けの結果論と笑うなかれ。野球の神様はいるんです。ラジオの野球中継は想像力とともに実は第六感も鍛えられるんですよ!(ニッポン放送ラジオパーソナリティー 垣花正/SANKEI EXPRESS)
「垣花正あなたとハッピー!」(月~金曜、午前8:00~午前11:30)AM1242 ニッポン放送でオンエア中
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