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振り返る間なく、第一線で走り続け KERA ナゴムレーベル30周年、再始動
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【かざすンAR(視聴無料)】大人気劇団「ナイロン100℃」を主宰するKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さん(提供写真) 小劇場シーンのトップランナーである大人気劇団「ナイロン100℃」を主宰するKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が、にわかに音楽活動に力を入れている。1983年に立ち上げ、たまなどのヒット作を出し、その後休止していたナゴムレコードを、ムーンライダーズの鈴木慶一とともに再開。レーベル創設30周年のイベントを12月に新宿ロフトにて4回にわたり超満員で繰り広げた。その意中を尋ねてみた。
――なぜインディーズレーベルの草分けであるナゴムレーベル復活を今、やろうということになったのですか?
「鈴木慶一さんとNo Lie-Senseというユニットを始めたのがキッカケです。それを出すのに自分たちのレーベルが良いと。2人とも自動車免許を持っていないんで、ノーライセンスという名前にしました。僕は嫁さん(女優の緒川たまきさん)の運転で車にのっているんです」
――No Lie-Senseのアルバム「First Suicide Note」は、今時珍しいナンセンス風味の詞曲ですね。
「慶一さんとは、したまちコメディ映画祭でご一緒したり、ギャグについての意見が合うんです。今どき、そういうバンドってないじゃない? だから挑戦してみようかな?と」
――今回の30周年ライブにも大槻ケンヂ、田口トモロヲ、石野卓球、ピエール瀧、カーネーションなど、そうそうたるナゴム出身者が参加しています。それだけのメンバーを輩出できたのはなぜなんでしょう?
「彼らの音が面白かったから形にしたかっただけです。巷に面白い音が埋もれてしまうのがもったいないと思った」
――でもKERAさんは自分で伝票を切ったり、レコード店に手持ちで卸しにいったり、自主制作レーベルは大変じゃないですか?
「大変なんだけど、やっぱり楽しかったんですよ。みんな人間が面白かったんです。二千何百万円も支払いがたまった時期があった。でも何とも思わなかった。そのままなら大変なことになったはずだったけど、『たま』がイカ天に出演してグランドキングになって奇跡的になんとかなった。最初500枚しかプレスしなかったんだけど、イカ天で勝った後、すぐに2万枚プレスをして、売り切れました」
――30周年という感慨は?
「ないんですよね。というのは、今もみんな第一線で走り続けてます。後ろを振り返ってる気は全くないんですね」
――ナゴムでは何を出していくんですか?
「今回は『ケラ&ザ・シンセサイザーズ』『No Lie-Sense』『Solo Unit』『空手バカボン』『中野テルヲfeat.KERA&みのすけ』『ザ・ガンビーズ』『有頂天~初期、中・後期』と俺自身参加の8つのステージから3、4曲ずつ選曲したライブアルバムの発売が決定しました。3枚組になるかもしれません」
――音楽以外はどうなんでしょう?
「年末から、来年の演劇の仕事をたっぷり始めます。孤独な執筆がたんまりとあるんですけど、それも楽しまなくっちゃね」(アーティスト・作詞家 サエキけんぞう/SANKEI EXPRESS)
サエキけんぞうさんがロックの問題作21枚を取り上げ、苦難の道のりと未来への展望を記した「ロックの闘い1965-1985」(シンコーミュージック、1890円)が発刊されました。
※映画紹介写真にアプリ