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北九州市 漁協組合長、銃撃され死亡

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北九州市 漁協組合長、銃撃され死亡

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 12月20日午前8時前、北九州市若松区畠田の路上で発砲音が数回鳴った後、近くに住む北九州市漁協組合長、上野忠義(うえの・ただよし)さん(70)が倒れているのを通行人の女性が見つけ、119番通報した。福岡県警によると、上野さんは胸や腕などに銃で撃たれたような痕が複数あり、約2時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。

 上野さんは1997年に自宅の塀に銃弾を撃ち込まれ、翌98年には兄が路上で射殺される事件が発生。2007年には娘宅や息子の職場にも銃弾が撃ち込まれており、県警が上野さん宅周辺をパトロール警戒していた。県警は若松署に捜査本部を設置、暴力団が関与した可能性もあるとみて、捜査している。

 県警などによると、犯行から20~30分後、北西に約7キロ離れた福岡県芦屋町の空き地で「軽乗用車が燃えている」と119番通報があった。若松区の現場近くで軽乗用車が北方向に猛スピードで走り去るのが目撃されており、県警は逃走に使われた可能性もあるとみて、関連を調べている。

 上野さんはごみを出すため午前7時40分ごろに自宅を出た後、銃撃されたとみられる。

 上野さんは以前、北九州市内で建設会社を経営し、現在は息子が後を継いでいる。東日本大震災で出た宮城県石巻市のがれきを北九州市が処理したことをめぐり、漁協組合長の立場で風評被害対策を市に要望する活動もしていた。(SANKEI EXPRESS

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