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【ソチ五輪】ママたちの五輪 家族・国・企業が後押し

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【ソチ五輪】ママたちの五輪 家族・国・企業が後押し

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カーリング女子を5位に導いた船山弓枝=2014年2月16日、ロシア・ソチ(大里直也撮影)  ソチ冬季五輪で2月20日に行われるフリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)に、30歳で4歳の娘を持つママさん選手、三星(みつぼし)マナミ(野沢温泉ク)が出場する。海外では結婚や出産を経て第一線で活躍を続ける選手が少なくない。日本のソチ五輪代表選手団にもカーリング女子の小笠原歩(あゆみ、35)と船山弓枝(35)を合わせ3人のママ選手がおり、家族の協力のほか、国や所属企業の支援が彼女たちを後押しした。女性アスリートにとって永遠のテーマでもある「競技」と「家庭」を両立できる環境づくりがさらに進むと期待されている。

 HP三星「娘が力」

 三星は2009年の世界選手権後に一度は引退し、その年の11月に長女のすみれちゃんを出産した。しかし、翌年にHPがソチ五輪から競技種目に採用されることが決まった。現役時代からのあこがれの舞台。大事な時期の娘と離れることに葛藤はあったが、「子供を理由にあきらめたら絶対に後悔する」と、復帰を決断した。元選手でスキーショップを一緒に営む夫も後押ししてくれた。

 子育てと両立しながら、昨季はW杯で表彰台に上がり、世界選手権でも4位。五輪のメダルが見えてきた。

 「娘がいてくれたおかげで強くなれたし、無駄がなくなった」と、三星は出産や育児の経験が競技者としてプラスに働いたと実感している。

 三星のほか、カーリング女子を過去最高タイの5位に導いた小笠原、船山の3選手を支えたのが、国や所属企業の支援策だ。文部科学省は「女性特有の課題に対応した支援プログラム」を立ち上げ、昨夏から国立スポーツ科学センターに事業を委託し保育費などを支給している。小笠原は「一昨年と昨年では全然違った。母親がアスリートとしてやっていくのは大変なのでぜひ継続してほしい」と訴える。所属先の北海道銀行も専属契約を結んで資金援助を行い、託児所も設けた。

 連覇・メダルの海外勢

 海外では、バイアスロン女子7.5キロスプリントを連覇したアナスタシア・クズミナ(スロバキア)やスケルトン女子2位のパイクスペース(米国)らがママさん選手の代表格。

 今大会からノルディックスキー女子ジャンプが正式種目として採用されるなど女性アスリートが活躍できる舞台は広がっており、競技人口もさらに増えていくと見込まれている。

 経験豊富なママさん選手の存在が競技力アップにつながることは、カーリング女子チームを牽引(けんいん)した小笠原らの活躍からも明白だ。

 「これからの選手のために(五輪で活躍して)環境を整備するのが自分の使命」

 三星も競技者として結果を残すことが、さらなるママさん選手の支援につながると自覚している。(SANKEI EXPRESS (動画))

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