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【ソチ五輪】日本勢の前に…メダル届かず
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2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google □SOCHI OLYMPICS
ソチ冬季五輪第4日(2月10日)に行われたスピードスケート男子500メートルは、2回の合計タイムで争い、前回銅メダルの加藤条治(日本電産サンキョー)が1分9秒74で5位、前回銀の長島圭一郎(日本電産サンキョー)が合計1分10秒04の6位で、今大会日本勢初のメダル獲得はならなかった。及川佑(ゆうや、大和ハウス)は15位、上條有司(日本電産サンキョー)は20位だった。
ミヘル・ムルダーが1分9秒31をマークして、この種目のオランダ勢初優勝を果たし、2位のヤン・スメーケンス、3位のロナルド・ムルダーとともにオランダ勢が表彰台を独占した。
フリースタイルスキー男子モーグルは決勝の1回目で西伸幸(にし・のぶゆき、白馬ク)が14位、遠藤尚(しょう、忍(しのぶ)建設)が15位で上位12選手による2回目に進めなかった。アレクサンドル・ビロドー(カナダ)が決勝3回目に26.31点の高得点をマークして、フリースタイルスキーで初めて連覇を果たした。同種目のカナダ勢は男女ともに金、銀を獲得した。
ショートトラック女子3000メートルリレー予選は、伊藤亜由子(トヨタ自動車)酒井裕唯(さかい・ゆい、日本再生推進機構)桜井美馬(びば、東海東京証券)清水小百合(中京大職)の日本は2組の3着となり、2着以内による18日の決勝進出を逃し、5~7位決定戦に回った。
ショートトラック男子1500メートル、女子500メートルの日本勢もすべて予選で姿を消した。男子1500メートルはシャルル・アメラン(カナダ)が優勝。坂爪亮介(タカショー)は4着、坂下里士(さとし、トヨタ自動車)は6着で準決勝に進める各組の3着以内に入れず、高御堂(たかみど)雄三(トヨタ自動車)は失格となった。女子500メートルで伊藤と酒井は3着、桜井は4着で、各組2着以内による準々決勝へ進めなかった。
女子アイスホッケーの1次リーグでは、カナダと米国がともに2連勝で準決勝進出を決めた。五輪4連覇を狙うカナダは前回大会銅メダルのフィンランドを3-0で破り、米国はスイスに9-0と大勝した。
下位リーグで初戦黒星だった日本は、五輪初勝利を目指して11日(日本時間12日未明)に地元ロシアと対戦する。
≪障害に負けない強さ 兄が勇気をくれた≫
勝っても負けてもこれが最後の五輪と決めていたフリースタイルスキー男子モーグルのアレックス・ビロドーが、圧巻の滑りで金字塔を打ち立てた。フリースタイルスキーでは史上初の五輪連覇を遂げ「最高の形で引退できる。気分いいね」と会心の笑顔を見せた。
決勝は1回目に第1エアで得意の伸身後方宙返り2回ひねりをミスし、8位通過と冷や汗をかいた。それをメダルが決まる3回目で鮮やかに決め、切れ味鋭いターンにつなげた。自慢のスピードも発揮して完勝した。
10年前までエアリアルでも強化選手だっただけに、エアの動作に余裕があった。ターンも上半身は動かず膝はぴたり。非の打ちどころがなかった。4年後の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪もまだまだ狙える26歳だが、今後は会計士を目指して第二の人生を歩む。
表彰式が終わると、会場にいた兄フレデリックさんの元へ駆け寄って固く抱き合った。「いつも勇気づけられる。彼が僕の立場だったら五輪3連覇は間違いない」と話したように、脳性まひを患いながら明るく生きる兄は一番の味方だ。
台頭著しいチームメートのキングズベリーに貫禄勝ちして有終の美を飾り、思い残すことはないだろう。「チーム内で競い合ったことで、ここまで強くなれた。見ていてほしい。これからは彼があらゆるタイトルを取るよ」と、モーグル強国の未来を託した。(共同/SANKEI EXPRESS (動画))