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春夏の小物使い パステル、リラックス、軽やか ファッションディレクターの関本美弥子さんに聞く
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ワンピースにサンダルを合わせたリラックス感のあるスタイル。春らしいボタニカル(草花)柄のワンピースは「フリッカ」(●(=丸中黒)●(=丸中黒)●(=丸中黒)●(=丸中黒)円)
トレンドアイテムや旬の着こなしを、東京・松屋銀座の東京生活研究所のファッションディレクター、関本美弥子さんに聞く連載の7回目。今回は、一つ取り入れれば、コーディネートがぐんと今年らしくなる、春夏イチオシのファッション小物を中心に紹介する。
3月に入り、徐々に春の陽気に。重いコートやブーツを脱ぎ捨て、軽やかな装いを楽しみたい。今回、関本さんが春夏のトレンドの中からピックアップしたキーワードは、淡く優しげな「パステルカラー」や、軽やかな「天然素材」。まずは足元から変身をはじめよう。
「今季の新作シューズはパステルトーンを中心に、優しく品のよい色合いが豊富です」と関本さん。松屋銀座の3階婦人靴売り場を歩くと、淡く明るい色味に加え、サンダルなど、履けば足取りも軽くなりそうなさまざまなデザインのシューズがそろう。
「今年は編んだジュート(麻)をあしらったり、柔らかい皮革を使ったりと、天然の素材を取り入れて、リラックス感が漂うサンダルやシューズが出てきています」と関本さん。
たとえば「シー バイ クロエ」のサンダルは、ウエッジソールにジュートを巻き、甲部分にパステルイエロー、ストラップにベージュと優しげな配色。ヒール高は10センチほどだが、厚底型のため歩きやすく足にも優しい。また、全体に流行のボタニカル(草花)プリントを施し、ソール部分にジュートをあしらった「マーク バイ マーク ジェイコブス」のスリッポン(甲の部分にひもがなく、簡単にはけるスニーカー)もリラックス感のある一足。「スカートやドレススタイルに合わせると、大人カワイイコーディネートに」(関本さん)。週末、素足で履いて出かけたくなる。
一方、2014春夏コレクションで各ブランドが打ち出したエレガントで女性らしいムードはサンダルのデザインにも影響し、きゃしゃで、きちんとした印象を与え、オフィスでも履けるサンダルも豊富。例えばイタリアのブランド「ペリーコ」のサンダルは、親指のネイルがのぞくつま先のカッティングが美しく、ヒール高は6.5センチと足に優しい。そのヒール部分はスモーキーなパステルトーンの緑色で「最近は足の肌を美しくみせようとナチュラルストッキングの愛用者が増えましたが、パンプスではなく、サンダルを履くとぐっと今年らしくなります」(関本さん)。品のあるサンダルを定番の通勤スタイルに加えてみたい。
続いては小物類。関本さんが「この時期おすすめ」というのは、ハット(帽子)だ。パステルカラーはこちらでも存在感を発揮。全体が淡い色味で、太めのリボンをあしらい上品でエレガントなデザインのものがそろっている。中でもイタリアのブランド「ベッティーナ」の中折れ帽はスモーキーなブルーやピンク色の全体に、パステル系のグラデーションカラーのリボンが巻かれてアクセントに。紙素材で編まれていて、かぶり心地も軽やかだ。
ほかにも、頭の部分はナチュラルな素材で、つばだけが別素材のビビッドカラーというハットも。「きれいな色の天然素材のハットは、コーディネートを軽やかでエレガントに仕上げてくれる便利なアイテムです」
さらに、今季春夏コレクションで注目された「ふわりと揺れる」アイテムをワードローブに加えると、今年らしいおしゃれが楽しめるという。その筆頭は、首元でふわりと揺れる、薄手のストール。今年は肌触りの柔らかいレーヨン素材で、薄く透け感のあるストールがそろい、関本さんおすすめのデザインは「旬のパステルカラーがグラデーション状にぼかしてプリントされたもの」。首元に巻けば、ぐっと装いが春らしい印象になりそう。巻き方も(1)のような定番だけでなく、(2)のように結び目を横にずらして巻くとエレガントに見える。また、「しわになりにくいのでバッグの中に入れておけば、お出かけ先でちょっと肌寒いときにも便利です」と、今の時期ならではの実用性も兼ね備える。
関本さんがおす、もう一つの“ふわ揺れ”アイテムはプリーツスカート。「裾がゆらゆら揺れて、装いを軽やかな印象に仕上げてくれます」。「essence of ANAYI」の膝丈スカートは、パステルカラーの薄手のポリエステル素材を幅の狭いアコーディオンプリーツに畳んだデザインで、1枚にぎゅっとトレンドが詰まっている。コーディネートのコツを関本さんは「同系色のトップスを合わせて、上下のセットアップのような感覚で着こなすのが今季のおすすめです」。
今回紹介した小物類は比較的手頃な価格で手に入れることができるので、気軽に春夏のトレンドに挑戦できそうだ。(津川綾子/SANKEI EXPRESS)