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妻に鍛えられたコミュニケーション能力 Steve Mogi

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妻に鍛えられたコミュニケーション能力 Steve Mogi

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 【対話の達人】

 「伝える」「質問する」「反論する」「説得する」などのコミュニケーション能力を高めるにはいくつかの方法があります。一つは、その道のプロに教えてもらうこと。手っ取り早い方法ですが、難点はお金がかかること。しかし、自力で学べる方法もあります。それは、共通の趣味や目的を持ったグループのまとめ役になることです。なぜなら、こういったグループでは上下関係という縛りが少ないからです。

 あなたが毎日の大半を過ごす学校や会社などの組織では、どんなポジションにいようと上下関係が存在します。その関係で物事が進むので純粋なコミュニケーション能力を十分に発揮できない場合が多いのです。例えば、先生が生徒に「宿題をやりなさい」といった場合、宿題をやらなければ生徒の評価は下がります。やる気を起こさせる説得力がなくても生徒は宿題をやらざるを得ません。課長があなたに「見積もりをやり直せ」といったとき、「部長の承認を頂いています」と反論すれば、あなたに反論力がなくても部長の力でことが進みます。

 一方、共通の趣味を持ったグループ内では上下関係が少なく、伝える、質問する、反論する、説得するための純粋な努力が必要とされます。特にまとめ役はグループに所属している全員を動かさなければならないので、その能力をフルに活用しなければなりません。

 あなた自身が努力して身に付けた技術の方が人に教えてもらった技術より何倍も使い勝手がよく価値があります。また趣味といった共通の目標があるため、楽しみながら能力開発ができます。最後に、もしあなたがベテラン夫婦の場合、能力開発の究極の練習相手はパートナーです。パートナーに喜んでもらうには、血のにじむような努力が必要であり、高いコミュニケーション能力が備わります。私は妻に相当感謝しています。(ICT教育研修研究所所長 Steve Mogi/SANKEI EXPRESS)

 ■茂木康有(ICT教育研修研究所所長) 米独豪州の企業5社で延べ30年勤務。2010年にICT教育研修研究所を設立し、企業、学校などを対象に研修、セミナーを行っている。ictraining.jp

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