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銃はうんざり 美しく感動的な作品にほれぼれ コリン・ファレル主演 映画「ニューヨーク 冬物語」

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銃はうんざり 美しく感動的な作品にほれぼれ コリン・ファレル主演 映画「ニューヨーク 冬物語」

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映画「ニューヨーク_冬物語」(アキバ・ゴールズマン監督)。公開中(る・ひまわり提供)。(C)2013_WARNER_BROS.ENTERTAINMENT_INC.AND_VILLAGE_ROADSHOW_FILMS(BVI)LIMITED.ALL_RIGHTS_RESERVED.  「ビューティフル・マインド」(2001年)で米アカデミー賞脚色賞を手にした脚本家、アキバ・ゴールズマン(51)が恋愛ファンタジー「ニューヨーク 冬物語」で監督デビューした。

 米人気小説家、マーク・ヘルプリン(66)の恋愛ファンタジー「WINTER’S TALE」(1983年)をベースにした本作は、ニューヨークを舞台に、100年にもわたって若き日の姿のまま生かされている盗人ピーター(コリン・ファレル)と、余命わずかの令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)との、時を超えたはかない恋が描かれている。

 3、4年前から「僕の出演作には銃が必ず出てくる。そんな映画はうんざりだ」と周囲にこぼしていたファレルだけに、本作の仕上がりには満足そう。「脚本を読んだら、その美しく、感動的な物語に圧倒されてしまったよ。おかげで、僕がよく出演する復讐モノ、自己探求モノ、戦争モノからやっと離れられたね」。現在は善悪がはっきりとしない人間関係や心の機微を丁寧に描いた物語に強くひかれるという。

 本作のように、愛は時代を超えて受け継がれていくものなのだろうか。プレイボーイで鳴らしたファレルは「誰かを愛する気持ちは、たとえ(愛を伝えた)人が死んだとしても、相手の人にきちんと受け継がれると思う。そういう意味で、愛は時間を超えることができる。小説家や詩人などがつづった愛も永遠だしね」ときっぱり。全国公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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