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言葉より伝わる非言語コミュニケーション Steve Mogi

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言葉より伝わる非言語コミュニケーション Steve Mogi

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 【対話の達人】

 相手に意思を伝えるには「言葉」が手っ取り早いと思いがちですが、伝達効果は外見やしぐさ、表情といった非言語コミュニケーションに比べかなり低いことが分かっています。例えば病院に行ったとき、担当医が白衣を着た初老の男性で目を見てゆっくり話すのと、ジーパンに革ジャン、鼻ピアスでよそ見をしながら話すのでは、あなたのその医師に対する信頼度は大きく変わります。非言語コミュニケーションは伝達効果が高いので使い方を間違えると、知らないうちに意図しないことが伝わってしまいます。

 先日、国際結婚の披露宴に招かれ、こんなことがありました。新婦の父(日本人)が各テーブルを回り、新郎の両親(英国人)のテーブルにやってきました。英語を話せなかったこともあり、日本の一般的な習慣にのっとり新郎の両親のワイングラスを見るやいなやワインを注ごうとしました。新郎のご両親は英語でやんわり断りましたが、言葉が分からず、さらに注ごうとして、押し問答になり険悪な雰囲気になってしまったのです。欧米では相手のグラスに継ぎ足す習慣はなく、この行為はむしろ迷惑な行為です。

 こういったことは、なにも異なる国の間だけで起こるわけではなく、国内でも地域、家族、個人によって、非言語コミュニケーションの習慣は異なります。相手と良好な関係を築くには相手を注意深く観察し、自らの非言語コミュニケーションが有益かどうかを判断する必要があります。相手の表情をよく見れば判断できます。夫、妻、恋人、上司、部下などあなたの周りの人との非言語コミュニケーションを見直してみませんか。より良い関係を築くための第一歩となるはずです。(ICT教育研修研究所所長 Steve Mogi/SANKEI EXPRESS)

 ■茂木康有(ICT教育研修研究所所長) 米独豪州の企業5社で延べ30年勤務。2010年にICT教育研修研究所を設立し、企業、学校などを対象に研修、セミナーを行っている。ictraining.jp

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