ナノ粒子とウエアラブル端末で“がん検索” 夢の医療の実現に期待高まる
更新発見された時点ですでに手遅れというケースが多い膵臓(すいぞう)がんなどの早期発見、外科手術や化学療法後のがんの監視のほか、予防医療への応用も期待されている。
グーグルは5年後の実用化を目指し、医学だけでなく、化学や電気工学、天体物理学などの分野に携わる約100人の従業員をこの研究に投入する。すでにスイスの製薬大手ノバルティスと協力し、コンタクトレンズ型端末で糖尿病患者の涙から血糖値を測定するシステムの開発にも取り組んでおり、医療分野への進出を加速する。
安全性に課題も
医療を中心としたナノテクノロジー分野は、成長ビジネスとして期待されており、米政府もこれまでに200億ドル(約2兆2300億円)超を投入し研究を支援している。
