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【Yumiがチラ見~スターの素敵素顔】「御曹司」から大人に 頼もしい進化 イ・ミンホ
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俳優のイ・ミンホさん。(C)IMX 先月12、13日の2日間、グローバルツアー「RE:MINHO」日本公演を東京国際フォーラム(東京・丸の内)で開催した俳優のイ・ミンホさん。その日は大型台風の影響があったにもかかわらず、両日あわせて1万人のファンが集まり熱狂のライブと爆笑のトークで観客を湧かせました。出演する全ての作品は大ヒット。CMにも引っ張りだこ、さらにはフェイスブックやTwitterのSNSの友達が1000万人を突破するなど、今や世界中で大人気の、韓国が生んだトップスターなのだ。そんな彼の知られざる新人時代の姿をこっそり書いてみようと思います。
イベントのMCや番組でのインタビューを含めると、何度彼とお会いしているのか、もはや数えきれないくらい。その中でも、初めてのお手合わせとなった2009年9月のドラマ「『花より男子~Boys Over Flowers~』プレミアムイベント in Yokohama」は忘れられません。イベント前日、テレビ番組「韓流フォンデュ」(当時)の取材部屋にあのクールでカッコいいク・ジュンピョ(韓国版役名)の輝くオーラそのままに現れた彼。
ジュンピョのクルクルパーマヘアのせいかドラマでは少しお顔が大きく見えたのですが(失礼…)、実際にお会いするミンホ君はすらりとした長身(187センチ)で顔も小さく、大人っぽいチョイワル高校生役のイメージとは異なり、良く笑うやんちゃな自然体の青年、という印象でした。
余談ですが、個人的に私がこのイベントをよく覚えている理由は学園もののドラマなので実際に劇中で使用した超ミニスカートの制服を着て司会をし、「イタい」と言われた記憶が鮮明だからです(笑)。本番前にその姿であいさつしたときの、驚きで見開かれた彼の瞳が忘れられません(笑)。
それはさて置き、その年の11月、「花男」と同じく高校生役で出演した別のドラマのDVDプロモーションで来日した際も、番組でインタビューさせていただきました。私は高校の保健室の先生に扮(ふん)し白衣を着て(もう制服は封印!)インタビュー。先生らしく(?)授業の科目にちなんだ質問をぶつけます。まず「国語」の時間。「理想のデートのストーリーを考えて話してみてください」。
すると、出るわ出るわ、彼の妄想ストーリー。朝は何時に起きて、朝ご飯は…あ、お昼に会うから食べないで行こう。あ、でもコーヒーだけ飲もうかな。彼女に会ったら、まず軽くランチして、遊園地に行くよね。絶叫マシンに乗って…ククク。晩ご飯は、そうだな…すてきなお店に入って…お酒もちょっとだけ飲んで…フフフ…その後は…その後は…あ! そうだ、海辺で花火をするんだ。こうやって花火を一緒に手に持って、アハハハ、アハハハってね! そしてね、そして…。
実はこの日のインタビューは時間がタイトなのでくれぐれも20分間の時間厳守でとスタッフさんからお達しが出ていたのです。先生(私)が制すのも聞こえないのか、彼女を自宅まで送り届けるデート終了までの妄想ストーリーをきっちり完成させる、模範的な生徒なのでした。続いて「数学」の「好きな番号は?」や、「科学」の「女性のどんなしぐさでミンホ君の心と体は化学反応を起こす?」などのちょっぴりマニアックな質問にも大喜びで、答える答える! 時間を大幅にオーバーし、あとでスタッフさんからちょっぴり叱られたのは言うまでもありません。
そんな無邪気な若者だったミンホ君も今や27歳の大人の俳優さん。先日のイベント本番前、楽屋の廊下で私を見つけた彼は気さくに「Yumiさん、今日もよろしくお願いしますね」と落ち着いた笑顔で声をかけてくれました。「台風でやむを得ず来られなくて涙をのんだファンの方が大勢いらっしゃるらしいよ」と伝えると、「え? 今、台風が来てるんですか?」。超多忙な世界ツアーで、天気のことを考える暇もなかったのでしょう。「そうなんですか…本当にお気の毒です…知らせてくださってありがとうございます」と言い、イベントに来られなかったファンの皆さんに思いをはせていました。この日のイベントでは昨年主演し大ヒットしたドラマ「相続者たち」で久々に高校生役を演じたので「夕方になると『花男』当時にはなかったヒゲが伸びてきて、撮影を一時中断してヒゲ剃りタイムを取っていました」と語る彼を見ながら、月日の流れの早さを感じました。さすがに私はもう制服は着れないわ、なんてね。
今月韓国で公開予定の初主演映画「江南1970」では荒々しい男臭い役に初挑戦したとか。制服の似合う御曹司役からハードボイルドまで。進化し続けるイ・ミンホさんに今後も注目していきたいです。(フリーアナウンサー Yumi