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【2014回顧】(5)スポーツ7~12月 最高のプレー 史上初の決勝へ
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9月6日、米ニューヨークで行われたテニスの全米オープン男子シングルス準決勝で、錦織圭選手が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手を破り、日本選手として史上初めて四大大会シングルスの決勝に進出する歴史的快挙を成し遂げた=2014年(ゲッティ=共同) 9月6日、ニューヨークで行われたテニスの全米オープン男子シングルス準決勝で、錦織圭(にしこり・けい)選手が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手を破り、日本選手として史上初めて四大大会シングルスの決勝に進出する歴史的快挙を成し遂げた。勝利の瞬間、コート上で跳び上がって喜び、「何が起こっているか分からない。世界1位の選手を破って特別な気分。うれしい。最高のプレーができた」と最高の笑顔を見せた。8日の決勝ではマリン・チリッチ選手に敗れ、惜しくも準優勝となったが、四大大会優勝はもう夢ではない。
≪「常に進化」 ドイツ時代の到来≫
7月13日、サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の決勝がリオデジャネイロで行われ、ドイツが延長の末にアルゼンチンを1-0で下し、西ドイツ時代の1990年イタリア大会以来24年ぶり4度目の優勝を果たし、W杯トロフィーを手にした。
欧州勢の世界一は3大会連続で、5度目となる南米開催の大会で初めて頂点に立った。決勝が延長にもつれ込むのは3大会連続。延長後半8分、途中出場の22歳、ゲッツェが決勝ゴールを決めた。レーウ監督は「ドイツはこの10年以上、常に進化してきた。このチームにはさらに明るい未来がある」と、ドイツ時代の到来を宣言した。
≪階級変わっても15連覇≫
9月11日、ウズベキスタンのタシケントで行われたレスリング世界選手権の53キロ級で、吉田沙保里(さおり)選手が優勝し、12連覇を達成。55キロ級での五輪3連覇と合わせ15大会連続で世界一に輝いた。
レスリングを教えてくれた父、栄勝(えいかつ)さんを大会の半年前に亡くした悲しみを乗り越え、新階級で初めて迎えた世界選手権。圧倒的な強さは2キロ軽い階級でもまったく変わらず、「リオデジャネイロ五輪まで気を抜かずに、もっともっと研究して強くなる」と語った。
≪アジアのMVP「まだ上げられる」≫
9月21日、韓国・仁川で行われたアジア大会の競泳男子200メートル自由形で萩野公介選手が、ロンドン五輪では同着で銀メダルだった韓国の朴泰桓選手と中国の孫楊選手の2人の強豪を破り優勝した。
萩野は自由形、背泳、個人メドレーの個人6種目と800メートルリレーの計7種目に出場し、金4、銀1、銅2と出場全種目でメダルを獲得しMVPに選ばれる快進撃。「金4つは今の僕の限界。でもタイムはもっと上げられた。だから点数は50点か60点ぐらい」と言ってのけた。
≪ベーブ・ルース以来≫
プロ野球日本ハムの大谷翔平投手が10月5日に、札幌ドームで行われた楽天最終戦で、2008年にクルーン投手(巨人)が出した公式戦最速に並ぶ162キロを計測した。最速タイは一回の1番銀次の2球目と2番榎本の3、4球目、二回の8番藤田の4球目と計4回。今季は、投手として10勝、打者として10本塁打を放ち、米大リーグのベーブ・ルースが1918年にマークして以来、96年ぶりとなる「2桁勝利・2桁本塁打」の快挙を成し遂げた。
≪キングの総合力見せた≫
10月9日、中国・南寧で行われた体操の世界選手権で、ロンドン五輪金メダリストの内村航平選手が個人総合で優勝し、自身の史上最多記録を塗り替える5連覇を成し遂げた。内村は全6種目ただ一人高得点の15点台を並べ、「キング・オブ・ジムナスト」の称号にふさわしい高い総合力を見せつけ、「ミスをしないという部分をずっとやってきた」と、自らを誇った。
≪角界の父に恩返し≫
11月23日、大相撲九州場所の千秋楽で、横綱白鵬が14勝1敗で32度目の優勝を飾り。2013年1月に72歳で死去した「昭和の大横綱」大鵬(本名・納谷幸喜(なや・こうき)氏)の史上最多優勝記録に並ぶ金字塔を打ち立てた。モンゴルから来た白鵬をいつもかわいがってくれた。「角界の父との約束だった。恩返しができた」と、涙をぬぐい話した。
(EX編集部/撮影:中川春佳、ゲッティ=共同、ロイター、共同/SANKEI EXPRESS)