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【鎌倉海びより】今度は地震 とにかく逃げろが鉄則だが…

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【鎌倉海びより】今度は地震 とにかく逃げろが鉄則だが…

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一夜明けた由比ガ浜の滑川河口=2015年5月31日、神奈川県鎌倉市  5月30日の夜は鎌倉もずいぶん長く揺れた。初めは「あれ、地震?」と思う程度。ところが、いったん収まりかけた後で今度はより強く、そしてゆっくり揺れる。先が読めない。いい気持ちではありません。

 小笠原諸島で震度5強。えっ? 地震の強さを示すマグニチュードは8.5(後に8.1に修正)。うわっ、これは津波が…と身構えたものの、逃げるべきか、逃げざるべきか、ここで迷う。とにかく逃げろが鉄則! それは分かっているが、夜も8時を回っていることだし、どうしたものか。

 東京や横浜の繁華街と異なり、鎌倉で8時を回れば、もう十分に深夜感覚である。鉄筋コンクリート3階建て集合住宅の最上階から夜の街に飛び出すのか、いや、むしろ3階にとどまる方がいいのか。優柔不断を武器にサラリーマン社会を泳ぎ渡ってきたおじさん層に決断を迫られても…。

 決めないという得意技を使う間もなくテレビの地震速報(すでに続報?)で、津波の心配はありませんという情報が流れる。M8.5でも震源が深ければ津波が押し寄せる事態にはならない。おっと、新聞やテレビでもう皆さん、ご存じですね。

 もちろん、心配ありませんといわれ、いそいそと夜の海を見に行くような野次(やじ)馬根性は厳に慎まねばならない。

 一夜明けた31日午前に由比ガ浜の滑川河口に繰り出す=写真。波はそれなりにあるものの、津波ではありません。日傘のまま浅い川の水に足をひたす。そんなのどかな日曜の朝になり、まずは良かった。

 前回は台風一過。そして今回は地震の翌日。波乱の5月はこうして過ぎていった。6月はアジサイ、7、8月は海水浴。鎌倉はこれから人の多い季節を迎える。夏こそは波乱なしに過ごしたいと思うのだが、どうなるのだろうか。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS

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