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【鎌倉海びより】砂にも夏の暑さにも負けず
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由比ガ浜西端の坂ノ下海岸では、砂よけの竹の屏のまわりにハマダイコンが見事な勢いで花を咲かせていた=2015年4月29日、神奈川県鎌倉市 GWの鎌倉は、すっかり夏に移行していた。観光名所はどこもすさまじい人出。昼間は歩いていると汗が噴き出す。
海辺も少し前とはすっかり表情が変わっている。鎌倉の漁業基地のひとつでもある由比ガ浜西端の坂ノ下海岸では、砂よけの竹の屏のまわりにハマダイコンが見事な勢いで花を咲かせていた=
潮風にもめげず、砂地にしっかりと根を張り、薄紫の花をつける。たくましいですね。植物図鑑を見ると、ダイコンが野生化したと書かれている。ただし、畑や青果店でみかけるダイコンとは、かなり印象が異なる。長い歳月をかけ、厳しい自然の中でサバイバルを遂げてきたのだろうか。
そのたくましさに改めて感心するとともに「がんばれ!」と一声かけたくなってくる。花の季節は4月~6月ということだからけっこう長い。そうか4月から咲いていたのか。
連休中の夜の海では、夜光虫が見られたという。実は市内の某飲食店でその話を聞いて勇躍、夜の浜辺に繰り出したのだが、これかなあ、これだろうなあ、たぶん…という程度にしか確認できなかった。今年はあまり鮮明ではなかったようだ。
見る人が見れば分かるにしても、私のような夜光虫初心者には少々、苦しい。写真撮影もかなわなかった。来年のお楽しみにとっておこう。
夜光虫は青白く発光する植物性のプランクトンで、いわゆる赤潮の原因にもなる。昼の間に海が赤く見えるところを目印にしておくと、見つけやすいという。
自らの探査能力を棚に上げて言えば、あまり鮮明に見えなかったのは、実は喜ぶべきことなのかもしれない。海洋の汚染に詳しい方がいらしたら、そのあたりのことも聞いてみたいですね。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)