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最先端技術を体感 デザイン学ぶ 動きのカガク展

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最先端技術を体感 デザイン学ぶ 動きのカガク展

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 この作品の技術を担当した桐山孝司・東京芸大大学院教授は「矢印だけで動物の向きが分かるという原理を研究していて、“従順から裏切りへ”の動きを表現してみた」と説明する。最初は人間に従順だった人工頭脳が、発達の末に裏切り、人間を攻撃する存在になる未来も想起させないだろうか。

 「もしもりんご」は、「もしもリンゴが地球だったら」「もしもリンゴがハエだったら」と、別なものに置き換えた動きをリンゴの画像に与える作品。突然、大きなリンゴの周りを小さなリンゴが惑星のように回り出したり、ブンブン羽の音を鳴らして飛び始めたりする。

 「ロスト#13」は、線路上を走るおもちゃの機関車に取り付けられた強いライトが、線路沿いに置いてあるさまざまな物体の影を壁の上に映し出し、幻想的な情景をつくり出している。物体の近さ、遠さで壁に映る影の大きさが変わってきて面白い。

 ほかにも、管から吹き出る空気が発泡スチロールの球と釣り合って球が浮いた状態になる「アトムズ」、線につながった取っ手を回転させると、直線上にぶら下がっていたたくさんの木の球が波状に動き出す「プロジェクト・モーション/サイクル」など全部で23の作品が展示されている。

このニュースのフォト

  • クワクボリョウタ「ロスト♯13」2015年=2015年6月18日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 岸遼「アトムズ」2015年(体験型作品)=2015年6月18日、東京都港区(原圭介撮影)

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