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気候変動「体と心むしばむ」 英大学研究者、健康被害で報告書

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気候変動「体と心むしばむ」 英大学研究者、健康被害で報告書

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 報告書をまとめたUCLの人の健康と生産性研究所の責任者、ヒュー・モンゴメリー氏は、こうした状況を「医学的緊急事態」と宣言。「利用可能な科学技術を総動員し、緊急に対応することが必要だ」と、危機感をあらわにしている。

 国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は最新の報告書で、今のペースで温室効果ガスの排出を続ければ、21世紀末の平均気温は20世紀末に比べて最大4.8度上昇。海面上昇を招き、干魃や洪水、暴風雨といった異常気象により、「深刻で、取り返しのつかない不可逆的な悪影響を及ぼす恐れがある」と警告している。

 地球が危機に直面するなか、ローマ法王フランシスコ(78)は18日に温暖化を放置すれば「最後の審判の日がやってくる」との異例の“教え”を発表した。

 報告書をまとめたUCLのコステロ氏もこう言って警鐘を鳴らした。

 「今後10年以内にアクションを起こさねば、ゲームオーバーだ」(SANKEI EXPRESS

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