ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
スポーツ
【高校野球】夏の甲子園 敦賀気比VS.明徳 早実VS.今治西
更新
抽選会を見つめる早実・清宮(きよみや)幸太郎(中央)=2015年8月3日、大阪府大阪市北区のフェスティバルホール(松永渉平撮影) 第97回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、史上8校目の春夏連覇が懸かる敦賀気比(つるがけひ、福井)は第3日第2試合で6年連続出場の明徳義塾(高知)とぶつかる。15日間の日程の大会は、6日に甲子園球場で開幕する。
100年前の1915年の第1回大会で初代王者に輝いた京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)は第5日第2試合で初出場の岡山学芸館と対戦。同じく第1回出場校で、1年生清宮が注目を集める早実(西東京)は第3日の第1試合で今治西(愛媛)と顔を合わせる。
47番目にくじを引いた今治西が相手に決まるまで、早実の清宮(きよみや)は「震えが止まらなかった。試合前より緊張した」と言う。今大会で最も話題性を持つ1年生は、本番に向けて「どこも強い。自分たちの野球を貫くしかない」と気持ちは既に臨戦態勢だった。
開会式後の開幕ゲームで同校OBの王貞治氏が始球式を務める。その試合を引く気でいた主将の加藤は苦笑いしながら、西東京大会決勝では八回に5点差を逆転しており「どんな展開でも諦めず、戦い切りたい」と心を奮い立たせた。
清宮は午前の甲子園見学で「ここに来て暴れてやるぞという気持ちが増した。期待に沿う活躍をしたい」と話し、大物ぶりを感じさせた。打席でマウンドの投手の投球動作に合わせて鋭い振りを披露し、報道陣から本塁打や安打を打つ姿を想像できたか、と問われると「できました」と会心の笑みで返した。
一塁手としては「飛び込みながら捕るのはよくあるので」と、ファウルゾーンの写真記者席までの距離やフェンスの高さを抜け目なく確かめた。(SANKEI EXPRESS)