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急な荷物もお届け こうのとり5号機、ISSへ

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急な荷物もお届け こうのとり5号機、ISSへ

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 ステーションへ物資を運ぶ補給機を持つのは日本と米国、ロシアの3カ国だが、昨年から米国とロシアは計3回失敗。特に米国は、民間2社に委ねた補給がいずれも打ち上げを中断している。

 7月29日、鹿児島県の種子島空港にNASAの小型ジェット機が到着。6月の打ち上げ失敗で失われた荷物の代替品を急遽(きゅうきょ)輸送してきた。

 こうのとりに載せる荷物は通常、打ち上げ4カ月前に積み込みを終える。宇宙空間で姿勢を乱さず飛行するためには、荷物をバランス良く積み込むことが重要で、時間をかけて配置を決める必要があるためだ。

 打ち上げ予定からほぼ2週間前に到着したNASAの荷物は計210キロ。JAXAは荷物を配置した際に重心がどうなるかの計算を繰り返した。重心がずれ、打ち上げの振動で荷造りがほどけると、飛行士にけがを負わせる不測の事態につながりかねない。

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