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デジタル化は人間の幸せを増進するか 渡辺武達

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 経済協力開発機構(OECD)が15日に、2012年度に実施したパソコン(PC)利用と学業成績の関係調査「国際生徒評価プログラム」(PISA)の結果を発表した。これを日本の新聞各紙が「学校でPC増やした国、成績下落…OECD調査」などと報じ、教育界で波紋を呼んでいる。調査結果は、世界的にも大きく報じられ、英国の公共放送BBCもヘッドラインニュースで取り上げた。

 注意すべきは活用方法

 新聞にはスペースと字数、テレビ放送には時間という制約があることはわかるが、この件に関するかぎり、メディア報道はあまりにも短絡的で犯罪的でさえある。なぜなら、それらの報道をみると、「学校でPCを増やすと生徒の成績が下がる」となってしまい、「PCに問題がある」と受け取られやすいからだ。

 いうまでもなく、現代社会はほとんどの分野でデジタル機器が活用されている。小型化したPCや多機能化したスマホ利用だけではなく、家庭生活でも炊飯器や洗濯機までデジタル化され、ICT(情報通信技術)革命が進んでいる。デジタル機器を使いこなせなければ、現代生活は成り立たないということで、私たちが注意すべきは、それらが人間の幸せを増進させる方向で活用されているかどうかということである。

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