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夏に出現 火星「塩水の川」 画像分析で「有力証拠」 生命発見に期待感

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夏に出現 火星「塩水の川」 画像分析で「有力証拠」 生命発見に期待感

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 また、研究チームのメンバーで、米アリゾナ大学の惑星科学者、アルフレッド・マキュアン氏は「火星の表面に水があるのは確実だ。火星には地球からの隕(いん)石(せき)が衝突している。その隕石は、地球(の微生物など)によって汚されている」と指摘。その上で「(付着した)微生物が(隕石との)旅を生き延びる可能性は非常に高く、私はこうした微生物が火星の地表のどこかで生きていると思う」と、火星に「生命体」が存在している可能性を示唆した。

 人類の移住にも言及

 NASAのエームズ研究センターの惑星学者、メアリー・ベス・ウィルヘルム氏は「水は生命に不可欠な成分。われわれの研究結果は、火星の表面近くが、これまで考えられた以上に生命が生存しやすい状況であることを示すものかもしれない」と強調。人類の火星移住の可能性にも言及した。

 今回の研究結果は、地球以外の星に生命体が存在する可能性を一気に高めたとあって、チームに関わっていない他の研究者たちからも「信じられないほどエキサイティング」(カリフォルニア工科大の惑星地質学者、ベサニ・エルマン氏)と称賛するとともに、「生命体」の存在に対する期待の声であふれている。(SANKEI EXPRESS

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