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現代美術の新舞台 ゴーリキー公園 ロシア・モスクワ

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現代美術の新舞台 ゴーリキー公園 ロシア・モスクワ

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 改修は、ロシアでも特に“前衛的”なプロジェクトを手がけることで知られる文化省の高官が担当したという。

 そのゴーリキー公園をさらに今、ロシアの現代アートの中心地にしようとする動きが出ている。「ガレージ」と呼ばれる現代美術館の建設プロジェクトがそれだ。

 この6月には、メーンとなる美術館が公園中心部に開設された。この場所にはソ連時代、モスクワを代表する社交場として知られたレストランがあったが、ソ連崩壊後、他の施設と同様に閉鎖されていた。それを、オランダの著名な建築家を招き改築。レストラン内に飾られていた巨大なモザイク画を残しつつ、開放的な構造の美術館に生まれ変わらせた。

 筆者が訪れた日には、米彫刻家のルイーズ・ブルジョワ(1911~2010年)の作品展が開催され、多くの市民でにぎわっていた。屋外には、日本の六本木ヒルズなどにも設置されている彼女の代表作である巨大クモのオブジェがあり、ここが国際的な美術館であることを印象付けていた。

このニュースのフォト

  • 現代美術館「ガレージ」。巨大なクモのオブジェが設置されていた=2015年10月4日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 公園内にある2階建てのメリーゴーラウンド。古くから残る数少ないアトラクションだ=2015年10月5日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • 欧米のファッションブランドが手がけるスケート場=2015年10月4日、ロシア・首都モスクワ(黒川信雄撮影)
  • ロシア・首都モスクワ

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