【Message from the Ocean】(12)豪・パース お気楽な「男やもめ」のアシカたち
更新ここ数年、問題視されているのは、このカナック島に週末訪れるボートの数の多さや、アシカが休む砂浜に多くの観光客が上陸してしまい、アシカのコロニーを侵害していることだ。このビーチには、アジサシの営巣地もあって、そこには立ち入らないように、シーズンになるとくいを打って、対応している。
自分たちはというと、島に上陸できないので、船から、アシカたちの寝ているビーチの波打ち際まで泳いでいって、ひたすらアシカたちが海に入ってくるのを待つスタイル。
狙い目は、午前中だ。親離れしたばかりの若い雄のアシカたちが、僕らを見つけて一目散に海に駆け込んでくる様子は、ゴールデンレトリバーみたいにかわいらしい。中には、海に入ってもうたた寝気分が抜けずに漂っているアシカもいて、ついついいたずらしてみたくなることもあった。とにかくこんなにアシカに近づき、仲良くなれる海は他に見当たらない。(写真・文:海洋フォトジャーナリスト 越智隆治(おち・たかじ)/SANKEI EXPRESS)







