シンプルなのに一番大変だった スティーブ・マーティノ監督インタビュー
更新「3年にわたる物語作りの過程では、チャールズが実際に執筆で使用していた米サンタローザのオフィスで、彼らと一緒にみっちりと内容を詰めました。私たちはチャールズとのつながりを意識することを大切にしたのです。私は映像のイメージを膨らませるために必ずスケッチブックを持っていきました」。議論が行き詰まったときは、不器用で、鈍くさいが、何事に対しても誠実に取り組むチャーリー・ブラウンの生き方を通して、人生で大切なものは何かを問いかけるという作品を貫く哲学に立ち返り、頭をリフレッシュさせたそうだ。
娘からインスピレーション
実は、筋書きにはマーティノ監督の幼い娘の日常も色濃く反映されているという。「ちょうど物語を考えていたとき、下の娘が初めて男の子に恋をしました。まるで赤毛の女の子に心を奪われたチャーリー・ブラウンみたいなんですよ。娘をよく観察していると、『男の子が話しかけてくれた』と『スーパーハッピー』の状態になっているかと思えば、次の日は『男の子が私の前を素通りした』と落ち込んでしまう。この極端な感情の動きをこの映画のチャーリー・ブラウンにも写し取ることができれば、誰もが感情移入できる普遍的な物語が生まれるのではないかとの思いを強くしました」。マーティノ監督は自分の家族がインスピレーションの源となったことも強調した。

