シンプルなのに一番大変だった スティーブ・マーティノ監督インタビュー
更新物語の構築に加え、キャラクターの描き方から、映画館での見せ方にいたるまでの映画制作上の大原則は2つあるという。「私たちが大切にしたことは2つあります。まず観客に対しては、劇場の巨大スクリーンの前で約80分間、ピーナッツの世界に入り込んで、スヌーピーたちと一緒に楽しい体験をしてもらうこと。2つ目は、キャラクターの動きなど表現全般に関し、原作が持つ味わいを尊重することです。でもその一方で、他のどんなアニメーション作品とも違うという差別化も図りたかったから、私たちはすべてのコマを手書きで丁寧に仕上げていくイメージを持って、言わば『3D映像の出来栄えなど意識せず、完璧な2D映像を作る感覚』を大切にして完成させていったのです」。本作の予告編で話題となったスヌーピーの体毛の“モフモフ感”も、こうした彼らの努力のたまものなのだ。

