【フィンランド紀行】(上) エコな飛行機で「森と湖の国」へ
更新着陸に向けて高度を下げ、雲を抜けると、機窓からの景色が変わった。これまで多くの国や都市への旅を続けてきたが、他の空港へのアプローチでは見ることのできない絶景だ。10万を超える湖と果てしない針葉樹の森が、眼下に広がる。フィンランドが「森と湖の国」と呼ばれていることを改めて思い出した。
地球儀を回して指でたどってみるとかなり上のほう、立っていると滑り落ちてしまいそうな場所にヘルシンキはある。世界の国々の首都でこれ以上北に位置するのは、アイスランドのレイキャビクしかない。
日本からはるか遠い都市のように思われているのも、そのためだろう。しかし丸い地球儀上に糸を伸ばして直線距離を比べてみると、ヘルシンキは日本と最も近いヨーロッパである。
成田からの飛行時間はわずか9時間とちょっと。私たちが利用したのはフィンエアーの74便だが、フィンエアーはこの路線に「A350XWB」というエアバスの最新鋭機を年内にも就航させる計画を発表した。









