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全裸動画は3億7000万回再生 脱アイドルに成功したマイリー・サイラス
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先週のレディー・ガガに続き、今週も海外ネタで恐縮だが、今年もっとも話題をふりまいてくれたマイリー・サイラスを総ざらえしてみた。8月に米NYで行われた米MTVの音楽授賞式「MTVビデオ・ミュージック・アワード2013」のステージ上で繰り広げたパフォーマンスが「卑猥だ」と批判が殺到し、全米で物議をかもしたマイリー。だが、そのMTVの今年のベストアーティストの1位に選ばれた。
「歴史を変えたいと思うものよ」と、批判の声をものともしないマイリーは、その後も次々と大胆な衣装と行動で注目を浴びる。透け透けや超ハイレグなどの過激ファッションはもとより、オランダアムステルダムで行われたMTVEMAでは、ステージ上でマリファナを吸い、世間を騒がせた。全裸で登場した新曲「レッキング・ボール」のミュージックビデオは、なんと3億7千万回再生され、今年もっとも試聴された動画となった。
さて、VMAで話題(問題?)となったパフォーマンス“トゥワーク”。マイリーがデュエット相手に腰をくっつけトゥワークを披露した瞬間36万ツイートを記録。足を開いて腰を落としお尻を激しく揺する-とても上品とはいえないダンスだ。
この過激パフォーマンスは「ニューヨークタイムズ」「ガーディアン」「ワシントン・ポスト」にも取り上げられるなど社会現象を巻き起こした。さらに、今年もっともエンタメ界をにぎわせた俗語として、「トゥワーク」が辞書に追加されたというから恐れ入る。
先ごろ、LAで開催された「KLLS FM Jingle Ball]でも、サンタ相手にトゥワークを披露した。
ディズニーチャンネル出身の清純派アイドルだったマイリーは、昨年から今年にかけ15キログラムのダイエットに成功し、髪をブロンドに染め両サイドを刈り上げて大変身。過激な衣装とパフォーマンスで世間を騒がせるも、最新アルバムは全米チャート初登場第1位だ。
また、ヴェルサーチ、ジャン・ポール・ゴルチェ、ステラ・マッカートニーなどを見事に着こなし、シャネルのバッグを小脇に抱えるマイリーは新しいファッション・アイコンとしても活躍。多くのファッション誌が表紙に起用していることでも証明されている。
物議を醸そうが、ひんしゅくを買おうが、結果的にアルバムは売れ、ベストアーティストにも選ばれている。すべてはマイリーの確信犯的行動だろう。弱冠21歳の小娘に、世界中の“大人”たちがまんまとしてやられた、というところか…。
(杉山みどり)