【試乗インプレ】乗用車からの乗り換え検討中ユーザー必見! トヨタ・86の「使える度」(後編)
更新インパネデザイン全体はいわゆる絶壁型で、ダッシュボードからセンターコンソールに向かって、垂直に近い角度でストンと落ちる。プロペラシャフトのトンネルでどうせセンターコンソールが高くなるのだから、真ん中をスロープ状にしてしまったほうが今風で、もっと高級感が出たと思うし、何より左手がリーチしやすい。少なくとも、ナビ、エアコン操作部はドライバーに向けて斜めにして欲しいと感じた。
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残念なメーターデザイン
メーターは一見3眼の実質2眼式。画像を見ていただくとわかるとおり、3つある丸い縁取りの左と中央にアナログメーター。中央と右側の縁にまたがって、四角いカラー液晶が設置されており、モード切り替えで水温計や、Gセンサーを表示するようになっているのだが…そのデザイン処理がどうにもしっくりこない。
せっかく左右対称に丸く縁取っているのに、どうして上に余白をもたせたかと思ったら下にはみ出すような配置にするのか。全くもって意味不明である。運転中常に目にする部分だけにここは整合性のある、すわりのいい意匠にしてほしいところだ。
と書いていて思い出したのは5月に取り上げたミニ クラブマンのナビ画面。円形の外枠に合わせて液晶画面両端が円弧を描いてカットされていた。製造コストもかかるだろうし、あそこまでこだわれとは言わないが、あまりの違いにもうちょっとなんとかならなかったのかと残念な気持ちになる。
後席は使える?
セダンやステーションワゴンからの乗り換えを検討しているユーザーが気になるのは後席の実用性だろう。結論から言うと、右側はほぼ使えないと思っていたほうがいい。




































