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海外情勢
シンガポール物流機能強化 空港、港湾などインフラ整備
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シンガポールは国際物流拠点としての機能をさらに強化する。同国のルイ・タックユー運輸相は、物流を同国経済の中核と位置付け、空港、港湾といった主要物流インフラの整備を推進していく方針を示した。現地チャンネル・ニュース・アジア電子版が伝えた。
世界銀行が発表した最新のビジネス環境の現状調査結果によると、シンガポールの国際物流競争力は2008年以来6年連続で世界首位を獲得。特に通関に必要な時間が短く、手続きも効率的だと高く評価されている。
シンガポールでは輸出入の諸手続に要する期間は4~5日間。これは東アジア太平洋地域の21~22日間、経済協力開発機構(OECD)加盟国の10日間と比べて圧倒的に短い。
ルイ・タックユー運輸相は「さらに生産性を高め、効率的な物流戦略を推し進めていく」とし、長期的な計画に関しても示唆した。空港整備では、チャンギ国際空港の拡張工事にすでに着手。年間旅客数を昨年の5200万人から18年までに8500万人に引き上げる。
また、港湾インフラの整備に関しては、パシルパンジャン・コンテナターミナルの年間コンテナ取扱量を現在の3400万TEU(20フィートコンテナ換算)から20年までに5000万TEUとする。
さらに、シンガポール西部チュアスに新しいコンテナターミナルを建設する計画もあり、同国政府は物流インフラ整備への投資を加速して機能充実を図り、競争力を一層高めていく姿勢を打ち出している。(シンガポール支局)