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韓国、造船受注が27.2%増 1~9月、金額で首位守る

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

韓国、造船受注が27.2%増 1~9月、金額で首位守る

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 韓国の造船業の受注が増加し、業界では世界的な造船不況からの脱却に向けた期待が高まっている。同国の通商産業資源部によると、今年1~9月の韓国の船舶受注額は前年同期比27.2%増の303億6000万ドル(約2兆9640億円)だった。受注量は1086万トンで、昨年1年間の750万トンを上回った。現地英字紙コリア・ヘラルドなどが報じた。

 韓国は同期の受注量では低コストを武器に造船分野で台頭する中国に1168万トンと首位を譲ったものの、受注額では209億5000万ドルの中国を抑えて首位を守った。日本は受注量が426万トン、受注額が63億3000万ドルだった。

 9月末時点での韓国造船ビッグ3の受注額(海洋プラントなどを含む総額)は、世界最大手の現代重工業が158億ドルで年間目標額の80%、サムスン重工業が124億ドルで同95%、大宇造船海洋が100億ドルで同77%と、いずれも目標達成を射程に捉えている。

 造船業界は2008年ごろまでは好況が続いたものの、以降は世界的な景気後退で海上輸送と船舶の需要が減退。供給過剰もあって受注減の傾向が続いていた。韓国の投資会社KTBインベストメント・アンド・セキュリティーズによると、08年に612社あった世界の造船会社は13年1~3月期までに482社に減少したという。

 同国の造船業界にとっては待ちに待った受注増だが、韓国造船工業会は10年から11年にかけて低価格で受注した船舶の建造および引き渡しが残っているため、特に利益面では苦戦が続くと分析している。

 現代重工業を例にとると、今年の売上高は前年比0.7%増の1兆3000億ウォン(約1200億円)となる見通しだが、営業利益は2780億ウォンで同53.2%減に落ち込む見込みだ。

 同会幹部は造船業の今後について、「今年10~12月期には11年までに受注した船舶の引き渡しが一段落するだろう」と述べ、来年以降は本格的な回復傾向に入るとの見解を示した。(シンガポール支局)

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