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14年度予算案、新規国債1兆円超減 歳出総額、最大95兆9000億円
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政府は20日、2014年度予算案の一般会計の歳出総額を過去最大の95兆9000億円とする方針を固めた。社会保障費が1兆5000億円程度増えるほか、公共事業費や防衛費も伸びる。税収は7年ぶりの高水準となる50兆円を見込む。新規国債発行額は13年度当初より1兆円超抑え、41兆3000億円程度とする。
14年度予算案の政策経費は72兆6000億円で、13年度当初と比べ2兆3000億円程度増える。
高齢化の進行や医療の高度化の影響で医療費が1兆円近く膨らむ上、現在は1割に据え置いている70~74歳の医療費窓口負担を段階的に2割に引き上げるための財源を、来年度から当初予算で計上することも数千億円の押し上げ要因となる。社会保障費の総額は初めて30兆円を突破する。
公共事業費も、道路や港の建設資金を拠出する社会資本整備事業特別会計の廃止に伴い、約6000億円が一般会計に上乗せされるため、前年度の5兆3000億円から6兆円規模に増える。
一方、国の借金である新規国債の発行額は、前年度から1兆6000億円削減し、41兆3000億円となる見通し。政策経費を税収など借金以外で賄えているかどうかを示す基礎的財政収支の赤字額は18兆円程度となり、13年度当初比で約5兆円改善する。14年度予算編成の基本方針で、基礎的財政収支について「4兆円を上回る収支改善を図る」としていた目標は達成し、財政健全化は進展する。しかし、20年度に収支を黒字にするとの目標達成は容易ではない。