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平成26年度予算が成立 安倍首相、核安全保障サミット出席へ
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衆院本会議で平成26年度予算が与党などの賛成多数で可決、成立。笑顔で一礼する安倍晋三首相(右)と閣僚=20日午後、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影) 一般会計総額95兆8823億円の過去最大規模となる平成26年度予算は、20日夕の参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立した。安倍晋三首相は官邸で記者会見を開き、「この春生まれ始めた賃上げの風をもっと強く全国津々浦々まで投じるのがアベノミクスの使命だ」と述べ、景気回復に全力を挙げる考えを強調した。
予算の年度内成立は3年ぶりで、同日の成立は11年と12年の3月17日に次ぎ、戦後3番目の早さ。予算成立で首相は国会日程に縛られず政権課題に取り組むフリーハンドを得た形で、23日には核安全保障サミットに出席するためオランダへ出発。サミットに合わせ開かれる見通しの、ウクライナ情勢への対応を話し合う先進7カ国(G7)首脳会合や日米韓3カ国の首脳会談に臨む。
首相は経済対策に全力を挙げるとともに、積極的平和主義に基づく戦略外交や集団的自衛権行使に向けた憲法解釈見直しなど“安倍カラー”の政策に本腰を入れる構えだ。20日夜の記者会見で、今後の経済政策に関し「消費税増税による悪影響を最小限に抑え、できるだけ速やかに景気が回復軌道に戻るよう万全を期す」と強調した。
26年度予算は、社会保障費が初の30兆円台となり、公共事業費や防衛費が2年連続の増額。歳入は、税収が消費税増税などで7年ぶりの50兆円台を見込む。新規国債発行額は25年度当初予算に比べ3.7%減の41兆2500億円となった。