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懲りない韓国メディア ロシア同点ゴールに「オフサイドの疑い」主張
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ワールドカップ(W杯)ブラジル大会を前に韓国の下馬評は高くはなかった。自国内からも1次リーグ突破は難しいとみられたほどだが、いざH組初戦のロシア戦に1-1で引き分け勝ち点1を獲得すると、韓国・聯合ニュースは「勝てる試合で惜しかった」と息を吹き返した。
こうなるとカサにかかるのが韓国メディア。ロシアの同点ゴールが「オフサイドの疑いがある」と主張、国際サッカー連盟(FIFA)にオフサイドの判定に関して「より細かく正確に」と早くも注文をつけるふてぶてしさを見せ始めた。
韓国は後半23分、ロシアGKアキンフェエフがイ・グノのシュートを後逸し、幸運な先制点を得た。決して相手の守備陣を崩したゴールではないが、得点は得点。「韓国の選手の名前は知らなくてもいい」と前日会見で語ったロシア・カペロ監督への意趣返しのつもりか、韓国・中央日報(電子版)は「(6月18日に誕生日を迎えた同監督の)誕生日ケーキからロウソクを引き抜いてくる程度のことはできたようだ」などと伝えた。
その上で、たたみかけるように、ゴール前の混戦からケルジャコフが押し込んだ後半29分の同点ゴールはオフサイドだったと主張した。スポーツ朝鮮は「ケルジャコフがボールに触れる瞬間、韓国の守備の選手たちは一斉に手をあげ、『オフサイド』を要求した。
スロー映像を見ても議論は十分できる」とし、「さまざまな角度から見ると、(こぼれ球をシュートした)ケルジャコフの体が(韓国GKより)少し前にあるように見えた。副審の立場としてはオフサイドの旗を上げてもおかしくない状況だった」と強調している。
日本のJリーグ・横浜Mなどで活躍し、今は中央日報で解説者を務める安貞桓氏は「判定は審判がすることで、選手はホイッスルが鳴るまで全力を尽くしてプレーしなければいけない。手を上げるのではなく、素早く足を動かして相手を防ぐべきだ」と選手には足を動かせと説き、オフサイドではないかと問うメディアにも「判定は審判がするものだ」と諭しているようにみえる。
だが、スポーツ朝鮮はオフサイド判定にかみつき、「今回のワールドカップではオフサイドや誤審が非常に多い。FIFAはオフサイドの判定をより細かく正確に見なければならない」と注文を付けた。
事例としてメキシコ-カメルーン戦の2点、スイス-エクアドル戦の1点に絡む判定をあげているのだが、いずれもオフサイドの判定を下したことによって「メキシコは2ゴールを盗まれた」「スイスは1ゴールを失った」と指摘する。
韓国戦ではオフサイドをとらなかったといってかみつき、一方ではオフサイドをとったといって誤審と騒ぐ。どっちなのか。まあ、ことほどさようにオフサイドの判定は微妙で難しいということなのだ。
さらに言えば、韓国は誤審について大きなことはいえないはずだ。2002年日韓W杯では韓国戦で微妙な判定が続いたからだ。
1次リーグの韓国-ポルトガル戦で、韓国選手のラフプレーにはまったくファウルを取らない審判が、ポルトガル選手のラフプレーにはやたらとイエローカードを出し、結局2選手が退場処分となり、ポルトガルは敗退。決勝トーナメント1回戦ではイタリアの司令塔トッティが延長戦前半、韓国ゴール前で韓国選手に倒された。韓国選手のファウルと思いきや、審判はトッティのシミュレーション(審判を欺く行為)と判定。イエローカードが累積2枚となったトッティは退場となり、韓国は延長前半の得点で2-1と勝利。準々決勝では、延長戦でスペインの決勝点かと思われた場面でクロスを上げたホアキンのドリブルがゴールラインを割ったと副審に判定されるなど、2度のゴールが帳消しになった。
すべて韓国有利に下された判定に、FIFAのエルジク審判委員長(当時)は「懸念される審判のミスが1つ、2つあった」と誤審を認め、「審判も人間。ミスを根絶することは不可能だ」と弁明した。ブラッター会長も「明らかに得点というケースが2度あった。審判の選出や指名方法を見直す必要がある」とAFP通信に語っている。このことを各国代表もサポーターも決して忘れていない。
日本のネットユーザーからは「勝っても負けても後味が悪い」「なんでいつもいちもこうなんだろうな」といった皮肉混じりの批判が渦巻いている。