「農業女子」後継者不足救うか 支援プロジェクト参加100人超、高まる期待
更新秋田県で両親と稲作などに従事している女性(25)は「土地が広いのでふだんはトラクターを使っているが、耕運機の使い方も学べて勉強になった」。施設園芸を営む千葉県の女性(38)は「従業員を2、3人雇っているが、夫しか機械を操作できない。自分も教えられるようになりたい」と参加の動機を話した。
井関農機の菊池昭夫専務は「機械も進歩し、男性しか使えない時代ではなくなった。販売を伸ばすためにも(農業女子の)アドバイスがほしかった」と説明。狙い通り「女性の小さい手では、ブレーキレバーが大きくて握りづらい」など有用な意見が寄せられた。これを機に女性目線を取り入れた農機の使い方マニュアルも制作した。
昨年11月にスタートした農業女子プロジェクトには同社を含め12社が参加。女性の感性を反映したさまざまな製品・サービスのアイデアが生み出されている。ダイハツ工業による次世代の軽トラック開発、コーセーの日焼け防止を意識した化粧品開発、日本サブウェイ(東京都港区)の野菜を多く取り入れたメニュー、サカタのタネの野菜の新たな出荷法-など幅広い内容だ。当初、約30人だった女性農業者の登録も現在は133人にまで膨らんでいる。
