SankeiBiz for mobile

フィリピンに2カ所目のカジノリゾート 総額12億ドル、11月開業

ニュースカテゴリ:政策・市況の海外情勢

フィリピンに2カ所目のカジノリゾート 総額12億ドル、11月開業

更新

 フィリピンで2カ所目となるカジノ付き統合リゾートが始動する。フィリピンのカジノ運営会社プレミアム・レジャーによると、同社がカジノ営業権を取得したマニラ湾沿岸地帯に建設中の「シティ・オブ・ドリームス」が11月中に開業する見通しだ。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

 シティ・オブ・ドリームスは総額12億ドル(約1299億円)の大型プロジェクト。マカオのカジノ運営大手メルコ・エンターテインメントが開発を主導し、敷地面積6万2000平方メートルのなかにカジノ施設や家族連れを想定したアミューズメント施設、宿泊施設や会議施設を建設する。

 宿泊施設がホテル6棟、合計客室数は950室となる見込みで、このなかには米国で日本料理店を展開する松久信幸氏が監修する「ノブ・ホテル」(320室)も含まれる。

 カジノの規模はスロットマシン1700台、ゲーミングテーブル380台、電子ゲーム機1700台となる予定だ。プレミアム・レジャーの幹部は「11月の開業までにホテル客室の8割が完成し、年内には残り2割も完成にこぎつける見通しだ」と述べた。

 フィリピン政府は観光客誘致や外貨獲得を目的に、マニラ湾沿岸地帯に娯楽地区「エンターテインメント・シティ」を建設する構想を進めている。

 シティ・オブ・ドリームスは同地区に計画された4つのカジノ付き統合リゾートのうちの一つで、開業は昨年3月の「ソレイユ・リゾート・アンド・カジノ」に次ぐ2カ所目となる。今後は「マニラ・ベイ・リゾーツ」が2015年、「ベイショア・シティ・リゾーツ・ワールド」が18年に開業する予定だ。

 同国でカジノ運営の管理などを行うフィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング公社は、エンターテインメント・シティの集客力が貢献し、同国のカジノ収入は13年の22億ドルから19年には3倍以上となる70億ドルに達すると自信をみせる。

 スイス金融大手のクレディ・スイスは、フィリピンのカジノ産業の市場規模が18年までにシンガポールを抜き、東南アジア地域で首位になると予想する。

 中国の国外旅行者の増加にともない、東南アジアに限らず日本や韓国なども観光客誘致に有利とされるカジノ付き統合リゾートの建設に積極的な姿勢をみせている。同分野でのフィリピンの動向から目が離せない状況が今後も続きそうだ。(シンガポール支局)

ランキング