東京“酷暑五輪”風の道広げ克服 切り札は川の再生 立ちはだかる高速道
更新立ちはだかる高速道
東京の川は、もともと東京湾からの涼しい海風を内陸部へと送り込む機能を果たしていた。現在でも隅田川、日本橋川、古川などは風の道として大きな役割を発揮しているが、前回の東京オリンピックの時に高速道路がかけられ、小さな川や堀は次々に埋め立てられたり、暗渠(あんきょ)となり、風の道としての機能が失われてしまった。
日本橋川で高速道路が撤去できれば、水面を吹く風の量が増えて、気温を2、3度下げられるとのシミュレーション結果もあり、“川の再生”はヒートアイランド対策の切り札となり得る。
戦後に埋め立てられた旧・京橋川を復活させようという地元住民による活動も10年から始まっている。当初は地域活性化策として京橋三丁目町会が出したアイデアだったが、東京大学大学院の石川幹子教授(現・中央大学教授)に相談すると都市再生の具体的なテーマとして研究がスタートした。
