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危険水準…韓国経済“負のスパイラル”突入か 脱中国遅れ深刻な海運・造船業

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危険水準…韓国経済“負のスパイラル”突入か 脱中国遅れ深刻な海運・造船業

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 銀行はバーゼル規制によって自己資本比率の一定水準の引き上げを要請されており、今後、貸出債権が不良資産化すれば、財務の健全性が大きく低下する恐れがある。

 預金に対する貸出金の比率を示す「預貸率」をみると、2000年代以降、米国や日本が総じて低下傾向なのに対し、韓国は依然120%前後の高水準となっている。

 預貸率を民間銀行と政府系銀行に分けると、民間銀行はリーマン・ショック以降おおむね100%前後で推移しているのに対し、政府系銀行はリーマン・ショック直後のピーク時に迫りつつある。

 政府系銀行の預貸率上昇の背景には、政府主導の景気刺激策などを受けた政府系銀行の積極的な貸出姿勢が指摘されている。

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  • 韓国国会で演説する朴槿恵大統領=6月13日、ソウル(共同)

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