【女性起業家のOLトリセツ】若手の「飲み会の作法」がビジネスも左右 歓送迎会シーズンに備えて (4/4ページ)

 特に、次の仕事につなげたい場合は、会食中の会話からチャンスを作るのが大事。例えば、コンペを控えたクライアントとの会食の場合は、相手の新商品のコンセプトと特に伝えたいメッセージを探る。プロジェクトが終わったクライアントの場合は、次の発注も取れるように恩を売る、など。

 つねに目的を忘れず、有意義な場にしましょう。

・相手のメリットになる話題を提供する

 会話の中で先方が求めていることや困っていることがわかったら、その解決に役立ちそうな話題を提供してみましょう。相手に「この人は面白い」「つながっておくとメリットがあるかも」と思ってもらえるような「価値ある話題」を提供できると、信頼度が上がり、良好な関係を築けます。

 私の場合は、前職でPRの仕事をしていたこともあり、トレンドを知っている女性として、男性にアドバイスしていました。デートにオススメの店を紹介したり、彼女へのプレゼントを一緒に考えたり。

 相手にとっても、あなたの部下である若い女性の考えを知ること自体が仕事の役に立つ、ということもあります。

・相手のSNSをチェックして、盛り上がる話題を3つは用意しておく

 特に関係を深めたい相手がいる場合は、相手のSNSと経歴を事前にチェックしておくのがオススメ。相手のビジネスの動向はもちろんですが、「最近お子様が生まれたんですね!」など、プライベートにも興味を示すと、相手も心を開きやすいです。

 先方に取材するつもりで、いくつか話題を用意しておきましょう。

・相手に「ありがとう」の気持ちを伝える

 会食は心理的距離をグッと縮め、信頼関係を深められるチャンス!

 「あの時、○○さんがこんな対応をしてくださったおかげで、プロジェクトを無事に成功させることができました」など、改めてお礼の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。

(イラスト:さてとサラダ)

(イラスト:さてとサラダ)

 いかがでしたか?

 慣れないうちは失敗したり、気疲れしてしまう若手社員もいますが、今回ご紹介した「飲み会の作法」を身に着けておけば、ビジネスにも必ずメリットがあります。

 特に、お客様との会食の機会が多い営業部やクリエイティブ部の方は、ぜひ「飲み会スキル」を若手社員に伝えてあげてくださいね。

【プロフィール】成井五久実(なるい・いくみ)

成井五久実(なるい・いくみ)株式会社スマートメディア代表取締役CEO

起業家。1987年福島県生まれ。東京女子大学卒。著書「ダメOLの私が起業して1年で3億円手に入れた方法」(通称:ダメ億/講談社)が販売開始から3カ月で重版となる。新卒で ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社し、デジタル広告営業を経験。その後、トレンダーズ株式会社に転職、100社以上のPR・女性マーケティングを担当する。2016年、28歳で株式会社JIONを設立。情報サイト運営を通し、立ち上げからわずか5カ月で黒字化を達成。会社設立から1年後の2017年、3億円で事業売却。現在は、株式会社ベクトル傘下のメディア運営会社スマートメディアの社長を務め、「クレイジー」「OPENERS」「JION」など10のWEBメディアを運営している。その傍ら、女性起業家を支援する活動にも従事。

【女性起業家のOLトリセツ】は成井五久実さんが職場の女性との上手な接し方を教える連載コラムです。更新は原則第3水曜日。

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