【マック&ユニクロ流人財育成】新入社員はこう受け入れよ 「オリエンテーション」の重要性 (3/3ページ)

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 マクドナルドやユニクロでも、アルバイト採用が決まると実際に店舗で働く前にオリエンテーションを必ず実施していました。中でも私の在籍当時のユニクロは、経営理念やブランドメッセージ、ミッションや基本方針、評価等、細かく説明をしていました。

 さて、この場で必要となるコミュニケーションスキルですが、歓迎の姿勢を示すということです。

 入社してくれた感謝の気持ちを伝えたり、質問を受けたら目を見て丁寧に答える。また、「最初は失敗しても良い」といったアドバイスを伝えることで緊張や不安が解消されるでしょう。

 チェックシートを作成しておく

 オリエンテーションで話す内容は、あらかじめチェックシートを作成しておくと良いと思います。

 例えば「仕事の基本編」という大項目の中に、「会社紹介」「ハウスルールについて」「身だしなみについて」という項目を縦に並べます。

 横軸として、「説明した」「実施した」「理解した」「一人でできる」等、進捗状況を記載し、達成したものから印を押し、チェック表をすべて埋めることができれば新人研修のゴールとする、というものです。

 このようなツールを準備すると、トレーナーが複数人にまたがる場合でも研修の進捗状況がわかることや、本人の成果を見える化することで、成長意欲を引き出す事ができます。双方にメリットがあるのです。

 新しい環境に挑む新人スタッフは、大きな不安を抱えています。

 その不安を取り除くためにもツールを活用したり、会社全体でコミュニケーションを取る姿勢を見せることで、定着率を高め、成長意欲あふれる人財を育てていきましょう。

【プロフィール】有本均(ありもと・ひとし)

有本均(ありもと・ひとし)株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン社長

1956年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部入学後、大学1年からマクドナルドでアルバイトを始め、1979年、日本マクドナルド株式会社に入社。店長、スーパーバイザー、統括マネージャーを歴任後、マクドナルドの教育責任者である「ハンバーガー大学」の学長に就任。2003年、株式会社ファーストリテイリングの柳井社長(当時)に招かれ、ユニクロの教育責任者である「ユニクロ大学」の部長に就任。その後、株式会社バーガーキング・ジャパンの代表取締役など、外食・サービス業の代表、役員を歴任する。2012年、ホスピタリティ&グローイング・ジャパンを設立。マクドナルド、ユニクロ等を経験して得た「人財育成のノウハウ」を活かし、世界中のサービス業の発展を目指す。著書に「どんな人でも一流に育つしくみ」。

【マック&ユニクロ流人財育成】は有本均さんが人を上手に育て会社を成長させる人材育成のノウハウを伝える連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら