さらに、「調べものに時間を取られていると思う」と回答した人に、その理由を質問したところ、「新しい知識を多く必要とする業務のため」(57.6%)、「知りたい情報が一箇所にまとまっていないため」(56.4%)、「知りたい情報がどこにあるか把握できていないため」(32.4%)がトップ3を占めた。
調べもののツールはネットが圧倒的
そして、仕事中に調べものをする上で職場に望むこととしては、「あてはまるものはない」(35.9%)を除くと、「社内ツール・システム関連の整備」(34.3%)と「社内の情報共有体制の整備」(34.0%)がほぼ同率で上位を占め、「情報収集の時間」(24.3%)、「社内外の資料拡充」(20.0%)が続いている。
また、仕事中に調べものをする際に利用するもの・人を聞いたところ、「インターネット検索」(93.3%)が圧倒的な多数を占め、職場でのITの普及を背景に調べものは基本的に自力で行っていることもうかがえる。一方で、「職場の上司や同僚」(44.2%)も目立った。「社内にある新聞・書籍・雑誌など活字資料」は19.1%にとどまった。
オウケイウェイヴ総研は調査結果について、「今回の調査により、多くの企業において従業員が業務上行っている『調べもの』が、改善の余地がある可能性が示唆された」と分析している。