さらに調査結果を踏まえ、慶應義塾大学大学院経営管理研究科の岩本隆特任教授は「現在、世界中で第四次産業革命が進行しており、テクノロジーによってリアルタイムに付加価値を出すことがさまざまな領域で可能となってきている」と指摘。
そのうえで、「自社のさまざまな業務について、ヒトよりもテクノロジーの方が高い生産性を出せる業務、テクノロジーよりもヒトの方が付加価値を出せる業務を棚卸しし、テクノロジーでできることはテクノロジーを活用し、ヒトはヒトでしかできない業務に集中することが、自社の生産性を飛躍的に高めるには重要となるだろう」とコメントしている。
「調べもの」が欠かせない学生や研究者だけでなく、ビジネスマンにとっても「調べもの」は仕事をするうえで大事で必要な社内作業だ。ただ、調査結果からは一般に想像されている以上に多くの時間が「調べもの」にあてられている印象も受け、企業の生産性の向上や、政府の推進する働き方改革においても、もっと注目されてもよさそうだ。(SankeiBiz編集部)