地方発26歳女性プロゲーマーの素顔 (下)「鉄拳」は人生 (3/4ページ)

取材に応じるたぬかな選手
取材に応じるたぬかな選手【拡大】

  • 笑顔で取材に応じるたぬかな選手
  • ゲームを抱えるたぬかな選手
  • 「eスポーツの裾野を広げたい」と話すたぬかな選手

 たぬかな 結局、「勝とう」と気負わないことです。プロも負けるときは負ける、と。アマチュア時代のようにチャレンジャー精神で臨むのが大事だと気づきました。それと、反復練習で基礎を見直しました。格闘ゲームは相手の攻撃に瞬時に反応することが大切ですが、10代のときより反応速度が落ちていたんです。1年目は感性と勢いだけでやっていましたが、読みや経験が重要だと気づいて反復練習を積み重ねるうちに、世界大会でも結果が残せるようになってきました。

 --海外の大会と日本との違いは

 たぬかな まず、賞金額が全然違います。日本は法律の関係で10万円以上はかけられませんが、海外では億を超える大会もあります。あと、観戦している人たちの熱量。自分の国の選手じゃなくても良いプレーをしたら声を出して応援してくれますし、サインや握手に長蛇の列ができます。海外に行くたびに、日本のeスポーツを盛り上げられるように、もっとがんばらねばと思います。

 --「eスポーツ」の普及に向け、SNSで動画発信などもされています

 たぬかな リアルタイムで国内大会の実況動画に出演しています。格闘ゲームの敷居を少しでも下げ、裾野を広げていきたい。「鉄拳」の実況では各キャラクターやステージ、繰り出された技などを分かりやすく解説するように心がけています。

 --プロ生活はいつまで続けられる予定ですか

 たぬかな スポンサーにも伝えていますが、30歳までは続けないと決めています。加齢とともに反応速度も落ちるでしょうし、女性として結婚や出産もしたい。ただ、引退後もゲーム業界の発展に携わりたいという思いはあります。

 --具体的に思い描くセカンドキャリアはありますか

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