一昔前に、セルフブランディングなるものが流行った。ただ、「盛った」プロフィールを作るよりも大事なことは、仕事での信頼を勝ち得ることだ。そのためにも、コミュニケーションの命中率、相手にとっての満足度を上げるべきなのだ。
今回はこの、自分のブランド価値を上げるコミュニケーションとは何かということについて考えてみよう。命中率を上げるのだ。
ネタ帳のススメ
相手にとって「この人と会って得だ」と思われるためのコツとして、私はネタ帳を持つことをオススメする。まるでお笑い芸人のようだと思うだろう。ただ、これはビジネスの会話を弾ませる上でも、アイデアを生み出す上でも取り組むべきことなのだ。
このネタ帳は、紙のメモ帳、ノートでも、スマホやPCのものでも構わない。何か面白い発見があったら記録する。ただ、それだけだ。たまに読み返すと発見があるのだが、別にそうしなくても良い。ネタ帳をつくり、記録するという行為そのものが、情報感度を高めるし、発想に良い影響を与える。
私は、モレスキンの手帳と、EVERNOTEをネタ帳に使っている。気になる話があったらメモしたり、クリップするようにしている。
単に集めるだけではなく、誰にどの話をしたら響くかをいつも考えている。しかも、単に面白い小話にするのではなく、相手にとって有益かどうかを意識している。