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地方議員「うさん臭さの向こう側へ」 兵庫・尼崎前市長に聞く (1/5ページ)

 約970の首長選、議員選挙が実施された今年の統一地方選だが、近年、とくに地方議員には政務調査活動費の不正受給問題や暴言、セクハラ問題など悪いイメージがつきまとう。誰のため、何のために議員を続けるのか。地方議会は必要だろうか。一市民から兵庫・尼崎市議会議員、同市長を経験した白井文・グンゼ取締役(58)の眼に、地方議員の「いま」はどう映る?(聞き手 大谷卓)

 多様な人が存在意義を発揮できる仕組み必要

 -地方議員の何が問題なのでしょう

 「名誉職だった時代が長く続いて、その頃の慣習やルールがいまも残っている。議員に求められる素質も意識も違うにもかかわらず。いつ来ようが、いつ帰ろうが決められておらず、勤務形態はボランティアそのもの。現状をみれば不信感や無駄だと感じるのも当然です。(議員)当時の私も、利権で動き、支援団体のためだけに発言している人がいたと感じたことがあります。質の悪い人ばかりが注目され、議員はうさんくさい、お金に汚い人がなる仕事というイメージになっている。でも、そうでない人も多いんですよ」

 -どう変革すればよいと

 「地域を改革したいと強い意欲を持つ人や、職業として議員を選んでいる人、とにかく多様な人たちが自らの存在意義を発揮できる仕組みが必要です。例えばサラリーマンのような本業をしながら議員をできる仕組みを考えてはどうでしょう。すると議員屋、政治屋みたいな人はいなくなりませんか。本業を持ちながら議員ができるのなら議会開会の曜日や時間帯はいつがいいのか、議員報酬はどうなのか、議員数がどうなのかという議論に発展していくはずです」

 八戸を「はちど」と読む“とんでも議員”

 -議員のなり手不足は深刻です。その上に不正問題が相次ぐ。地方議会って必要ですか

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