働き方

「定時に帰る」で社長になった人の共通点 残業せず出世する人の仕事の仕方 (1/3ページ)

 吉高由里子主演のドラマ「わたし、定時で帰ります。」が話題だ。それはまだ定時で帰れる人が少数派であることの証しだろう。しかし、「ノー残業」を実践し、社長になった人は過去にもたくさんいる。ポイントはどこにあるのか。ジャーナリストの溝上憲文氏が社長たちのエピソードを紹介する--。

「わたし、定時で帰ります。」を実践し大出世した人がいる

 テレビドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系火曜22時)が人気だ。

 ウェブ広告会社の主人公の女性社員(吉高由里子)が、残業体質のはびこる職場の軋轢(あつれき)に耐えながら自分の信念を毅然(きぜん)と貫く姿勢に、同世代を中心とした視聴者の共感が集まっているようだ。

 「働き方改革」で残業削減が進み、以前に比べれば定時退社のしやすい雰囲気になってはいる。しかし、周囲が残業しているのに、自分だけ定時退社できる勇気のある人はまだ少ないのではないか。だから主人公にエールを送る視聴者が多いのだろう。

 残業する理由は、大きく以下の3つに分かれる。

 (1)仕事が終わらない

 (2)帰りにくい雰囲気がある

 (3)残業代がほしい

 これらとは別に「仕事が好きでたまらない」という人もいるかもしれないが、これは(3)の「残業代がほしい」と同じく、残業に積極的な意味を見いだしているので、定時退社できずに苦しむ人の範疇には入らないだろう。

定時に帰りたいのに「仕事が終わらない」「帰りにくい」

 問題は、定時に帰りたいのに、(1)の「仕事が終わらない」、(2)の「帰りにくい」という人だ。

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